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法王「慰安婦女性、奴隷のように搾取された」(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
ローマ法王フランシスコは18日、「(日本軍の)侵入当時に少女だった彼女たちが警察署に連れて行かれ、搾取された」とし「そのような苦痛にも尊厳性(dignity)を失わなかった」と述べた。法王は「奴隷状態(enslaved)」という表現も使った。4泊5日間の訪韓日程を終え、ローマに戻る大韓航空チャーター機内で行われた機内記者会見でだ。ソウル明洞聖堂で開かれた「平和と和解のためのミサ」の直前、慰安婦被害者を慰めた時の所感を尋ねる質問に対し、このよう返答した。

法王は韓国の近現代史の苦痛にも言及した。法王は「韓国国民は侵略の屈辱にあい、戦争を経験し、分断の状態にある」とし「歴史的な苦痛にも尊厳性を失わなかった民族」と述べた。

続いて、ミサの前に軍事境界線(DMZ)の鉄条網で作ったイバラの冠を受けたという話もした。そして「分断の苦痛が大きいことを理解する」とし「分断が終わることを祈る」と話した。


法王はこの日、飛行機が離陸してから30分後の午後1時30分、記者室に姿を現した。韓国の記者をはじめ、英語・フランス語・イタリア・スペイン語・ドイツ語圏の記者から順に質問を受けた。2回りした時、法王の警護員が「終了の時間」という信号を送った。法王は記者に「十分か」と尋ね、「もう少ししよう」という反応が出ると、さらに続けた。法王が去る時は午後2時30分を過ぎていた。

以下は法王との一問一答。

--旅客船セウォル号の被害者に対する慰めをめぐり、政治的なものだという見方もある。

「人間的な悲しみの前で心が命じる通りに従う。私は聖職者だ。私の一言、二言が治療剤にならないことは分かっている。しかし力を集中する。私はこれ(セウォル号犠牲者追悼リボン。法王は機内でも付けていた)をずっとしている。連帯の意味だ。(付けてから)半日ぐらい過ぎた頃、ある人が『中立のために外すのがよい』と話した。しかし人間的な悲しみの前では中立的になれない」

--米軍がイラクのテロリストの人種虐殺を防ぐために爆撃をすることを承認するか。

「不当な侵略者は中断させるのが合法的だ。私は爆撃をしろ、戦争をしろとはいわない。中断しろというだけだ」

--中国を訪問する考えはあるか。

「中国領空に入る前、操縦室から(アリタリアの)操縦士が(中国政府から)飛行許可を受ける過程を見守った。操縦士が『今から(法王が習近平主席に感謝の意を明らかにする)電信を送る』と話した。私は高潔で賢い中国人に対して祈った。中国に行くことを望むかと? もちろんだ。明日にでも。私たちは中国を尊重する。同時に教会が役割を果たせるよう(宗教の)自由を要求するのも正当だ」



法王「慰安婦女性、奴隷のように搾取された」(2)

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