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国際イベントに資金注ぎ込んで車線も引けない状況… “誇示ノイローゼ”候補をなくそう=韓国(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

車線が消えた仁川沿岸埠頭路115番。1年が過ぎても予算不足のため車線が引かれていない。道路は無秩序な駐車場に変わっている。

◆資金不足で政府に手を出す慣行を断ち切ろう

1日午後、仁川国際旅客ターミナルと石炭埠頭の間の沿岸埠頭路115番。突然、クラクションが鳴った。向こうから来るトラックが見えると、衝突しないかと思ってお互いクラクションを鳴らしたのだ。ここではよくあることだ。往復6車線を分ける車線がほとんど消えているからだ。住民のキム・ジヨンさん(39、女性)は「車線が消えてから1年が過ぎた」と話した。しかし仁川市は予算不足のためまだ車線を引いていない。昨年必要だった車線を引くための予算は計50億ウォン(約5億円)。しかし配分された予算は28億ウォンだった。

◆F1のため高齢者の浴場無料利用に支障


仁川市はこのように財政問題に苦しんでいる。今年9月に開催するアジア競技大会のためだ。事業費は計2兆3500億ウォンにのぼる。このため車線など生活と密接した予算が後まわしにされた。昨年から支給すると宋永吉(ソン・ヨンギル)市長が(50)が公約した「第1子出産奨励金」100万ウォンは今年も予算に反映できなかった。無償給食を中学校に拡大するという計画もまた延期となった。

全羅南道でも似たことが起きている。2011年に村・面地域の高齢者が無料で利用できる公衆浴場支援金を減らした。2010年には1カ所あたり1000万ウォンだっが、500万ウォンに削った。このため浴場は週2、3日は休業しなければならなかった。

全羅南道が予算を削減したのは、2010年に開催を始めたカーレース大会F1コリアグランプリの影響が大きい。サーキット場建設と大会の運営に7941億ウォンを注ぎ込んだ。2006年末に657億ウォンだった全羅南道の負債は昨年6660億ウォンと10倍以上に膨らんだ。

◆アジア競技大会で出産奨励金出せず

明知大のイム・スンビン教授(行政学)は「警戒すべき“スポットライトノイローゼ”“誇示ノイローゼ”が仁川・全羅南道で見られた」と指摘した。自治体の首長や候補は、当選、再選、3選のため、目に見える分かりやすい超大型行事や事業に没頭する。これがスポットライト、誇示ノイローゼだ。

後遺症は大きい。仁川アジア競技大会は2006年の地方選挙当時に安相洙(アン・サンス)前市長(67)が公約で掲げて招致した。このために今まで苦しんでいる。全羅南道も2006年に招致したF1のため、今も頭を悩ませている。全羅南道は今年のF1コリアグランプリがなくなると、運営費分の余裕ができ、公衆浴場支援金が原状回復した。

イ・ヘヨン韓国行政学会長(嶺南大教授)は「大型事業のために地方財政が悪化すれば、回復するまで長い時間がかかる」とし「地方選挙の時に選択を間違えると、4年ではなく10年以上も苦痛を受ける可能性がある」と話した。大規模な誇示性事業を強調する候補は選択するべきでないという意味だ。

光州広域市も「誇示ノイローゼ」という指摘を受けている。市の予算4330億ウォンを投入し、来年、夏季ユニバーシアード大会を開催する。朴光泰(パク・グァンテ)前市長(70)が招致した。しかしこのため社会福祉団体が数年間要請してきた障害者人権保護センターの設置などは考えられなくなった。

慶尚南道は元道知事が大型土木建築事業を次々と手がけ、莫大な負債を抱えることになった。2008年に開通した馬昌大橋(昌原貴山洞-架浦洞)と2010年12月に完工した巨加大橋(釜山加徳島-巨済)がその代表例だ。民間資本を引き込みながらも資金が不足し、橋を建設するために地方債1477億ウォンを発行した。自動車通行量は当初の予想の50-70%にとどまり、毎年、数百億ウォンを収益補填金として民間企業に支払っている。負債と収益補填で予算が苦しくなり、結局、慶尚南道は今年すべての小・中学に無償給食を拡大しようとしていた計画を先延ばしすることになった。

京畿道城南市では、李大ヨプ(イ・デヨプ)前市長(79)が5200億ウォンを投入して超豪華庁舎を建設したが、次に当選した李在明(イ・ジェミョン)市長(50)が「庁舎のために生じた負債は返済できないと宣言し、問題となった。







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