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【コラム】日本が安保パートナーになるには(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
力に依存する世の中で平和を維持する方法は勢力の均衡だ。中国の膨張は北東アジアの勢力の均衡を破る。平和が崩れるおそれがあるということだ。中国が覇権主義と膨張主義を選択すれば、韓国はこの地域の勢力均衡のために日本を選ぶしかない。これは私たちの選択ではなく、中国の態度にかかる問題だ。中国が地域の平和のために大国の責任を果たせば、韓国が日本と軍事的に手を握る理由はない。しかし昨年の中国の態度は私たちを失望させた。

現在の韓日中3カ国の国内総生産を合わせれば欧州連合(EU)に匹敵する。今後、世界成長の中心は北東アジアになるだろう。東京からソウルを経て北京へと自由に往来しながら、お互い繁栄するのが私たちの夢だ。力の政治よりも平和の協力を望む。北東アジアが対決構図に進むことは望まない。しかしこうした心が踏みにじられれば、私たちが選択できるものは制限される。韓国政府はこの点をもう少し堂々と外に向けて話す必要がある。国民に対してももう少し明確にしていかなければならない。国民の対日感情を懸念して、ごまかして済ませることではない。日本か、中国かをめぐり冷静に安保的選択をしなければならない時が近づいたという点を、国民に理解させる必要がある。

たとえそれが極めて初期段階であるとしても、日本との軍事協定に進入する前にやるべき重要なことがある。韓日両国が果たして軍事協定を締結できるほど、お互いを信頼している関係かという問題だ。単に一時的な力の均衡のために結ぶ協定なら、限りなく疑心と離反を懸念しなければならない。そのような協定なら、いつ破綻してもおかしくない。それはぜい弱な一時的構造にすぎない。これを克服できなければ、安保協力は不可能だ。したがって目の前の計算よりも、両国がもう少し高い次元で連結されることが求められる。韓日は自由民主主義、市場経済を志向する国だ。ともに平和と繁栄を追求する隣国という認識を共有する必要がある。


そのためには先に解決すべきことがある。両国が過去から抜け出すことだ。まずは日本が過去の問題を心から反省する勇気を出さなければならない。これ以上、独島(ドクト、日本名・竹島)問題で争うのも正しくない。韓国も過去の歴史に拘束されていてはいけない。今は怨恨を捨て、心を開いて許す時だ。このように真の謝罪と容赦があってこそ信頼が生じる。その信頼に基づいて安保協力が可能になるのだ。今の国際情勢はそれを要求している。



【コラム】日本が安保パートナーになるには(1)

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