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競技力低下の韓国プロ野球、観客800万人時代閉幕

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国プロ野球KBOリーグ観客800万人時代が3年で終わろうとしている。16日までに今季676試合に入場した観客は計684万811人で、1試合あたり平均1万120人。残り44試合に44万-45万人が入場して今季の観客数は約728万人になると予想される。シーズン開幕前に10球団が目標にしていた878万人とは150万人の差がある。

KBOリーグは2016年に観客数が834万人となり、プロスポーツ史上初めてシーズン観客800万人を達成した。翌年は840万人でまたも最多観客数を更新した。昨年は807万人に減ったものの3年連続で観客800万人を超えた。しかし今年の興行成績は大きく後退した。昨年より観客が約80万人減少する見込みで、3年ぶりに700万人台となる。

今年は観客100万人を集めた球団が一つもない。SKワイバーンズが92万696人で最も多い。10年連続で100万人以上だった斗山ベアーズは89万2225人、9年連続で100万人以上だったLGツインズは91万6945人だ。人気球団のロッテ・ジャイアンツ(66万3137人)と起亜タイガーズ(65万8599人)は成績と同時に観客数も落ちた。


興行不振は選手の競技力が低下し、今季は5強が早期に決まったためと分析される。高年俸のベテラン選手、金賢洙(キム・ヒョンス、31、LG)や李大浩(イ・デホ、37、ロッテ)がファンサービスを軽視して批判を受けた。姜ミン鎬(カン・ミンホ、34、サムスン)は3日の試合で雑談をしているところ牽制で刺された。球団と選手団が変わらないため野球界の元老が声を出し始めている。

韓国プロ野球引退選手協会(会長イ・スンチョル)は5日、「KBOリーグから観客が離れている状況で安易なプレーをするのはあり得ない」とし「プロ選手の本分を忘れず責任感を感じてほしい」と強調した。

野球界元老の金寅植(キム・インシク)元韓国代表監督(72)は「恩恵を受けた選手たちはファンに報いるべきだ」と語った。



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