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トランプ氏「金正恩氏と2度目の会談うまくいくと期待」、ビーガン氏「平壌交渉で意見すり合わせまだ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
27~28日の第2回米朝首脳会談を前に、ドナルド・トランプ米大統領が11日(現地時間)、「最初の首脳会談のように2度目の首脳会談もうまくいくと期待する」と話した。トランプ大統領は同日、テキサス州エルパソで開かれた集会で「私は(北朝鮮の金正恩委員長と)非常に素晴らしい関係を結び強力な制裁を行っているが、我々の人質が帰ってきた」と話した。

トランプ大統領はワシントン官民の疑問を意識したかのように「今、彼らの不満は『(非核化交渉が)なぜそんなに長くかかるのか』ということだが、私がシンガポールを発ったのは15カ月前」と話した。(実際のシンガポール米朝会談は8カ月前の昨年6月12日開催)

トランプ大統領の確信にもかかわらず、米朝は第2回首脳会談で出す非核化合意内容を未だ作れずにいる。スティーブン・ビーガン対北朝鮮政策特別代表は同日、訪米中の文喜相(ムン・ヒサン)国会議長ら与野党5党の指導部に6~8日に平壌(ピョンヤン)で行われた実務交渉について「まだ意見のすり合わせはできていない」と話した。ビーガン代表は文議長一行がジョン・サリバン米国務省長官代行との会談に同席し、こう伝えた。ビーガン代表は「双方が議題には同意したが、交渉のために互いに理解し合う時間が必要だ」とし、「初めての実務会談では双方が求めることを正確に説明する時間を持ったが、意見のすり合わせは次回の会議から始めるだろう」と話した。第2回米朝首脳会談は2週間先に迫っているが、共同宣言文の調整作業をまだ始められずにいることになる。ビーガン代表はまた「南北関係の発展は対北朝鮮制裁の枠組みの中で行われなければならない」と発言した。偶然にも同日韓国の要人212人が「2019金剛山(クムガンサン)新年連帯会」行事のために金剛山を訪問した。ことし初めての民間レベルの南北交流行事だった。ビーガン代表がこの行事を念頭に発言した可能性は高くないが、北朝鮮との談判を前に南北協力事業が先に進むのは困るという米国の立場を強調したものと分析される。


これに関し、今回の金剛山行事に関する取材陣のENGカメラなどの装備搬入が不許可となった。これをめぐり米国と北朝鮮訪問制裁免除に関する事前調整がうまくいかなかったのではないかという観測が出ている。昨年11月に民族和解協力汎国民協議会の金剛山訪問時は取材装備に制限を設けなかった。康京和(カン・ギョンファ)外交部長官は14日、マイク・ポンペオ米国務長官とポーランドで会談する予定だ。韓米首脳間の電話会談を前に米朝交渉の状況を共有する場となる見通しだ。



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