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習氏が話して正恩氏が書き留める姿を強調した中国中央テレビ

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北京人民大会堂北門映像に続いて、中国の習近平国家主席と北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長が中朝国旗の前で硬い表情のまま握手する。中国中央テレビ(CCTV)放送が10日午前7時(現地時間)、約10分間報道した金委員長の3泊4日訪中日程映像の最初のシーンだ。10日午後3時ごろと予想される北朝鮮朝鮮中央放送の放送に先立ち、中央テレビのカメラが捉えた金委員長の3泊4日の日程の特徴を振り返った。

人民大会堂東大庁で開かれた中朝首脳会談の映像が報道の半分以上を占めた。特に、金委員長が習主席の発言を書き取る場面を意図的に強調した。倍席者は昨年3月の1回目の訪中とほぼ同じではあったが若干の変化が確認された。北朝鮮側は金委員長の左右に金英哲(キム・ヨンチョル)統一戦線部長と女性通訳者を挟んで李洙ヨン(イ・スヨン)国際部長が、金英哲(キム・ヨンチョル)の横に李容浩(イ・ヨンホ)外相が同席した。1回目と同様に、外交ラインだけを同席させた。中国側は王滬寧常務委員が習主席の横に同席し、楊潔チ中央外事工作委員会弁公室主任、丁薛祥中央弁公庁主任、王毅外交部長、宋涛中央対外連絡部長が同席した。1回目の会談に同席した黄坤明中央宣伝部長が抜けた。格を下げたと解釈される部分だ。

歓迎夕食会の部分も少し短く処理された。昨年3月は李克強首相、王岐山国家副主席が主席したことと比較すると、歓待水準は大きく下がった。外信が予想した金委員長の誕生日祝いの言及もケーキも見られなかった。中央テレビは金色の食器とワイングラスが置かれた夕食会のテーブルの金委員長、習主席夫妻と夕食会での挨拶場面だけを短く伝えた。続いて、公演前と記念撮影する場面が放送された。昨年3月は夕食会の挨拶の内容と会場倍席者の様子をひとつひとつクローズアップしたことと比べるとそっけない処理だ。金委員長の訪中が頻繁になり、中国の儀典も変化したものとみられている。


実際、中央テレビは金委員長の昨年3月の1回目の訪中を14分7秒、2回目7分11秒、3回目3分4秒と次第に手短かに報道するようになった。今回の4回目の訪中は11分程度で再び長くなったが、昨年よりやや事務的な雰囲気が濃厚だった。

9日の同仁堂工場の視察場面では、金日成(キム・イルソン)を想起させるような中折れ帽と黒のロングコート姿の金委員長が関係者に質問する場面を伝えた。中国側の随行者も蔡奇北京党書記だけが映像に収められていた。北朝鮮朝鮮中央通信が王滬寧常務委員と丁薛祥中央弁公庁主任が歓迎・歓送したと強調した北京駅の場面は中央テレビは編集して報道しなかった。北朝鮮は宋涛部長が丹東駅から出迎えて歓送したと伝えたが、これも中国は報じなかった。

代わりに北京飯店での夫婦同伴昼食会の場面は詳しく伝えた。A棟18階表記が鮮明で、北京飯店18階の北京庁であることは明らかだった。両首脳は歓談後、昨年の訪中記念写真集を一緒に見た後、紫禁城の角楼と九龍壁装飾が置かれた円卓で昼食を取った。北京飯店は1949年中華人民共和国建国祝宴が開かれた歴史的な場所だ。北京飯店は周恩来の指示で政府秘書長だった習仲勳が全国の有名料理人と理髪師を選抜して外国首脳のためにサービスを提供したと伝えられている。特に、50年代金日成(キム・イルソン)主席は北京飯店の白頭山(ペクドゥサン)豆料理が好きで北朝鮮軍料理人を派遣して学ばせたというエピソードも伝わっている。



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