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李大統領、今年も歴史懸案に言及せず…三一節記念演説

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
 1日に行われた李明博(イ・ミョンバク)大統領の三一節(独立運動記念日)記念演説では、過去の歴史について日本に投じるメッセージが浮き彫りにされなかった。

記念演説で李大統領は「今年は韓日強制併合100年、安重根(アン・ジュングン)義士殉国100年、光復軍創設70年になる年」と述べた。そして「日帝の銃刀に素手で対抗し、堂々と大極旗を振りながら…」「91年前の今日、わが民族は日帝の過酷な強圧に屈することなく…」など、三一運動当時を回顧する表現だけを使った。特に「わが民族は日本の過ちを追及せず、ただ日本の非正常を正しい道に導こうとした」と三一運動精神を評価した。

李大統領のこうした接近法は歴代大統領の三一節記念演説と比較される。歴代大統領は記念演説で望ましい韓日関係または両国間の歴史懸案に言及したり、日本政府や政界の覚醒を促すメッセージを主に込めた。


李大統領も就任初年度の08年には「韓国と日本はお互い実用の姿勢で未来志向的な関係を形成していかなければならない」「歴史の真実を無視してはいけないが、いつまでも過去に縛られて未来の関係まであきらめることはできない」と述べた。しかし昨年と今年は日本に対するメッセージが抜けた。その代わり李大統領は三一運動精神の発展的継承を重視した。

これに関し青瓦台の関係者は「象徴的、スローガン的にこだわるように何度も言及するよりも、実際の外交を通して、過去の歴史関連懸案などをきちんと解決していくべきだというのが李大統領の考え」とし「日本が自らきちんとやることだという意味」と説明した。



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