ファイザーとバイオンテックの新型コロナワクチンのブースターショット（追加接種）が接種後４カ月間オミクロン株に高い水準の保護効果があるという研究結果が出た。

２４日（現地時間）ワシントンポスト（ＷＰ）などによると、米国テキサス大学医科大学やファイザー、バイオンテック研究チームはワクチンのブースターショット接種者の血清サンプル調査と中和実験などを通してこのような結果を得た。研究によると、ブースターショットはオミクロン株を中和する強度を増加させた。時間が経つにつれ抗体水準は多少減少したが、接種後４カ月が過ぎた時点にもオミクロン株への防御効果が続いた。

これまでファイザーワクチンはオミクロン株に対して重症進行率と死亡率を大きく引き下げるが、感染自体を防御する効果は大きくないという恐れがあった。この論文はまだ同僚評価を経たり、正式に学術誌に掲載されたりしたわけではない。今回の研究はまブースターショット接種後４カ月以降にもオミクロン株を中和できるかは扱わなかった。


これとは別に、２５日、ＣＮＮなどはファイザーとバイオンテックはオミクロン株に特化した新型コロナワクチンの臨床試験を始めたと報じた。ファイザーのアルバート・ブーラ最高経営者（ＣＥＯ）は「オミクロン株の標的型注射が安定性を立証すれば、米国保健当局の許可を得て３月ごろワクチンを発売する予定」と話した。

ファイザーのワクチン研究開発総括副社長を務めるカトリン・ヤンセン氏は「今回の臨床試験はオミクロン株ともう一つの変異ウイルスを解決するのに潜在的に役に立つだろう」と説明した。