北朝鮮労働新聞は2018年5月3日、金正恩(キム・ジョンウン)労働党委員長が王毅・中国国務委員兼外交部長と面会したと報じた。王部長は今月9~10日、北朝鮮外務省の招請で7年ぶりに平壌(ピョンヤン)を訪問する。2019年北朝鮮訪問当時、王部長は金委員長に面会できなかった。聯合ニュース
北朝鮮の朝鮮中央通信はこの日、外務省の招待で王毅・中国共産党中央政治局委員兼外交部長が9~10日に北朝鮮を訪問すると発表した。
中国外交部の毛寧報道官も同日、「北朝鮮外務省の招待で王部長が9~10日に北朝鮮を訪問する」とし、「今回の訪問は両国関係の発展を推し進める重要な措置であり、戦略的コミュニケーションを強化する用意がある」と明らかにした。
王氏はこれに先立ち、朝中国交樹立70周年だった2019年9月2~4日に平壌を訪問した。当時、国務委員兼外交部長だった王氏は李容浩(イ・ヨンホ)外相、李洙墉(イ・スヨン)労働党国際部長と会談したが、金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長には接見できなかった。
北朝鮮による王氏に対する招待について、北朝鮮が中国と米国を相手に能動的な外交に乗り出したという分析が出ている。匿名を求めた北京の朝中専門家はこの日、「北朝鮮が来月の中米首脳会談の最終議題を確定する時期を狙ったようだ」とし、「中国の外交司令塔である王毅氏を通じて、米国に何らかのメッセージを伝えるものとみられる」と述べた。また「時宜にかなった北朝鮮式のスマート外交」とし、「中国としても北朝鮮の追加挑発を管理しながら、台湾問題で米国の譲歩を要求できる一石二鳥の訪朝だ」と付け加えた。
朝中間でイラン事態や経済援助、今後の米朝首脳会談の可能性も議論される見通しだ。世宗(セジョン)研究所の鄭成長(チョン・ソンジャン)副所長は同日、「ベネズエラ・イラン事態を見守った朝中が、米国を相手に共同歩調を合わせるだろう」と分析した。続いて「王氏の金正恩国務委員長への表敬訪問の有無や、朝中の会談発表文などに盛り込まれる文言に注目すべきだ」とし、「朝中ともに中東事態に関連して米国を非難するレベルを調節しており、米朝接触を議論する可能性もある」と展望した。また、ホルムズ海峡封鎖と原油価格の上昇で油類需給が切実な北朝鮮が、丹東・新義州を結ぶ原油パイプを通じた援助を要求する可能性もあると見通した。
一方、30日に7年ぶりとなる北京―平壌路線の運航を再開した中国国際航空は、4月の定期便運航を中断している状態だ。
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