ソウル九老区(クログ)の豚カツ食べ放題店が貼り出した案内文(左)と、この店で販売中の豚カツ。[写真 インスタグラム キャプチャー]
7日、オンラインコミュニティなどには「食べ放題豚カツ店の店主のお願い」というタイトルの投稿が拡散した。
この投稿は、ソウル市九老区(クログ)にある豚カツ食べ放題店側が先月19日、インスタグラムに掲示した内容だ。この店は、毎朝作る豚カツと日替わりの約7種類のおかず、4種類の飲料を8000ウォン(約850円)で食べ放題として提供している。
店側は「最近、店内で繰り返し豚カツやサラダ、おかずなどを、外部から持ち込んだタッパーや使い捨てのビニール袋にこっそり詰めて持ち出そうとし、摘発される事例が多く見られる」と伝えた。
続けて「その人たちに理由を尋ねると、異口同音に返ってくる答えは『全部食べきれそうにないから』だ。食べきれそうにないという方々が、豚カツを12枚ずつ入れ物に入れて持っていく」とし、「現在の最高記録は、8リットルのキムチ用タッパーに(豚カツを)26枚詰めて持って帰った人」と明かした。
また「これまではさまざまな理由で、皆が苦しい状況にあるからと、気の毒に思う心で『それだけはやめてほしい』と警告するにとどめ、ハプニングとして見逃してきたが、案内文を出した後も同じことが繰り返されるなら、直ちに警察に通報する」と付け加えた。
あわせて「本当に事情が苦しいお客さまがいらっしゃれば、13時30分以降に来店していただければ、揚げたての豚カツと食事をもてなし、豚カツとその日のおかずも持たせて差し上げる」とし、「私も決して余裕があるわけではない。奉仕をしているのではなく、商売をしているのだ。どうかお願いしたい」と呼びかけた。
インターネット上でこの投稿を見た人々は「今の物価で8000ウォンの食べ放題なら十分に安いのに、そのうえ持ち帰るなんてあんまりだ」「店主も我慢の限界のようだ。これ以上許さず警察に通報すべきだ」「常識がないのではなく、ただの窃盗」などの反応を見せた。
店のマネジャーはこの日、SBSの取材に対し「『100人分ほど売れた』と思って精算してみると、80人分しか代金を受け取れていなかった」とし、「今日はお腹を空かせた客が多かったのか、たくさん食べたのだろうと考えていたが、最近になって持ち帰ろうとする現場を繰り返し押さえるようになった」と語った。
マネジャーは「(ある客が)白菜6株が入るほどの(キムチ用タッパーに豚カツを)26枚詰めているところを見つけた」とし、「キムチ用タッパーもどのような用途で使われていたものか分からず、不衛生なので、それは売ることもできずそのまま廃棄した」と話した。
その上で「安く一食をしっかり食べてほしいという思いで、朝から準備して料理を作っているのに、こうした費用の面で損失が出続け、これでいいのだろうかという思いがよぎる」と吐露した。
一方、食べ放題の店にある料理は、店内での飲食のみが許可されている。許可なく容器などに入れて持ち帰った場合、窃盗罪や業務妨害罪が適用される可能性がある。特殊窃盗罪は1年以上10年以下の懲役、業務妨害罪は5年以下の懲役または1500万ウォン以下の罰金刑に処される可能性がある。
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