イタリアのリヴィーニョでバスを待っている人々。新華=聯合ニュース
AFP通信は2日(現地時間)、「2026年ミラノ・コルティナダンペッツォ冬季五輪組織委員会が、リカルド・Z(Riccardo Z)という名の少年に、開会式で象徴的な役割を任せる予定」と報じた。
リカルドくんは先週、コルティナダンペッツォ地域の学校から自宅へ帰るためにバスに乗った。
このバス会社は冬季五輪の期間中、運賃を10ユーロ(約1836円)に引き上げていた。この事実を知らなかったリカルドくんは、通常の運賃である2.5ユーロの乗車券を出したが、乗車を拒否された。これによってリカルドくんは、氷点下という気温で雪まで降る6キロの道を歩いて自宅まで帰らなければならなかった。
この事件はすぐにメディアを通じてイタリア全土に伝わり、五輪期間中の便乗値上げ問題に対する懸念と共に、保護者や地域当局の大きな怒りを買った。
バス会社は冬季五輪とパラリンピックの期間中にサービスの回数を増やす条件で、地域当局からバス運賃の値上げ許可を得ていたことが分かっている。
結局、バスの運転手は重大な過ちを犯したとして公に謝罪した。地域当局も経済的に困難な住民のためにバス運賃の割引政策を実施することを決めた。
その後、冬季五輪組織委はリカルドくんの母親に連絡し、開会式で重要な役割を担うことを提案した。組織委の広報担当者はAFPとのインタビューで「リカルドくんの具体的な役割はまだ決まっていない」と明らかにした。
リカルドくんの母親であるソレ・バタラーノ(Sole Vatalano)さんは、イタリア国営放送RAI 1とのインタビューで「リカルドがこれほど幸せそうでワクワクしている姿を見たことがない」とし、「リカルドに贈ることができる最も美しいプレゼント」と語った。
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