企業型賭博組織の事務所。[写真 釜山警察庁]
釜山(プサン)警察庁刑事機動隊は、常習賭博、電気通信事業法違反、電子金融取引法違反などの容疑で、主犯格の40代の男Aら23人を検挙し、このうち暴力団員2人を含む7人を拘束したと22日、発表した。
Aらは2022年4月から2025年9月まで、釜山市海雲台区(ヘウンデグ)一帯のオフィステルに設けた事務所を拠点とし、不法賭博サイトで賭博場を運営して36億ウォン(約4億円)の不当利益を得た疑いがもたれている。この期間の賭け金は2兆1000億ウォンに達すると推算されている。
警察の調査の結果、Aらは取り締まりを逃れるためにオフィステル8カ所を転々とし、20台を超えるノートパソコンと45台の「飛ばし携帯(他人名義の携帯電話)」を用意して賭博サイトに接続し、「アービトラージ」という手法で賭博を行っていた。アービトラージとは、複数のサイトを同時に開き、すべてのケースに賭ける方式の賭博で、どのような結果になっても利益を得ることができる。
組織員たちは昼夜2交代で投入され、24時間体制で賭博を続けており、事前に賭博サイトの運営者と共謀して一定額の配当金も受け取っていたことが明らかになった。
Aは賭博サイトへの会員登録、賭博資金の調達、事務所の賃料支払いなどを総括しながら、釜山地域の暴力団員2人と、元国家代表のアジア大会銅メダリストを犯行に加担させた。暴力団員は事務所の運営と人員管理を担当し、Aの知人だった元選手は、自動ベッティングプログラムである「マクロ」を使用してベッティングを専任していた。
警察はAに対し、2億7000万ウォン相当の起訴前追徴保全を完了したほか、隠匿された資金を追跡している。また、フィリピンに逃亡した別の主犯格1人と賭博サイト運営組織について、国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)を通じて国際手配(赤手配)を要請した状態だ。
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