北朝鮮の金正恩国務委員長が20日、娘ジュエ氏と共に三池淵ミルヨンホテルの竣工式に出席し、室内の温泉施設を視察している。娘ジュエ氏が金委員長の肩に手をのせて立っている。 [朝鮮中央テレビ=聯合ニュース]
朝鮮中央テレビが23日に報道した白頭山(ペクドゥサン)付近の三池淵(サムジヨン)観光地区ホテル竣工式の映像には、金委員長が行事に出席した中、娘ジュエ氏が同行する姿があった。ジュエ氏はナンバープレート「7・27 0001」の金委員長の専用車(アウルス)に共に乗り、行事現場でも金委員長と並んで歩いたり手を組んで肩に手をのせたりするなど親密な親子関係を演出した。北朝鮮メディアがこれを繰り返し露出した点については意図的な演出という解釈が出ている。
ジュエ氏の公開日程は最近さらに頻繁になった。9月の金委員長の中国訪問以降しばらく姿を現していなかったが、先月28日の空軍節記念行事をはじめ、今月に入って地方工場・ホテル竣工式に3回同行した。軍事分野を越えて民生・経済現場にまで同行する範囲が広がり、「核心随行員」になっているという評価だ。
儀典でも変化が感知される。金委員長の儀典を担当する玄松月(ヒョン・ソンウォル)労働党副部長が行事場所でジュエ氏に座る席を案内する場面があった。服装も高いハイヒールと毛皮のコートなど以前より成熟したイメージで演出された。
半面、金委員長の妻の李雪主(イ・ソルジュ)氏は公式行事に出席したものの相対的に後方に移動したりして画面の露出が制限され、娘のジュエ氏を浮き彫りにする構図という分析が出ている。今回の行事では崔善姫(チェ・ソンヒ)外相も金委員長親子と比較的近い距離で随行する姿が見られ、観光産業活性化と外国人誘致メッセージを念頭に置いた人選という解釈も出ている。
慶南大のイム・ウルチュル極東問題研究所教授は「経済成果を決算する時期にジュエ氏を前面に登場させ、すべての治功が『金正恩-キム・ジュエ』とつながる白頭血統の領導を強化している」とし「最近の動きを見ると、単なる『お子様』レベルを越えて国政全般を準備する次世代指導者として浮き彫りになっている」と分析した。また「近づく第9回党大会で公式的に職位を受ける可能性も排除できない」という見方を示した。
この記事を読んで…