9日、ソウル汝矣島(ヨイド)の国会で開かれた本会議で、無制限討論(フィリバスター)を行っている野党「国民の力」の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員が、禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長に抗議している。ニュース1
与野党は、定期国会最終日のこの日、本会議で62件の非争点法案を処理しようとした。しかし、与党「共に民主党」の金炳基(キム・ビョンギ)院内代表が、司法制度改編案、フィリバスター中止法など争点法案8件を年内に処理する計画を撤回するよう求める野党「国民の力」の宋彦錫(ソン・オンソク)院内代表の要求を拒否し、合意に至らなかった。
予定より2時間遅れて開会した本会議では、国民の力は4番目の案件である加盟事業法改正案が上程されるとフィリバスターを申請した。最初の討論者である羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員が禹元植(ウ・ウォンシク)国会議長に礼を示さなかったため、「挨拶しないのか」として神経戦が始まった。発言前に議長へ挨拶するのは国会の慣例だ。禹議長がたしなめても羅議員が無視して討論を始めると、禹議長は「人格の問題だ」と言い放った。
双方の神経戦は、禹議長が「議題から外れた発言だ」として羅議長の討論を中断したことで再燃した。禹議長の警告の中、羅議長が民主党の一方的な国会運営を批判し続けると、禹議長は「意図的に議事進行を妨害している」として発言台のマイクを切った。比較的発言の範囲が自由なフィリバスター中に、議長が討論者の発言を強制的に中止させたのは極めて異例で、1964年4月20日に当時の李孝祥(イ・ヒョサン)議長が金大中(キム・デジュン)議員のフィリバスター(5時間19分)の途中でマイクを切って以来61年ぶりだ。
その後、与野党は発言台周辺に集まり、相手を指さしながら激しい口論を繰り広げた。国民の力は禹議長に向かって「第2の秋美愛(チュ・ミエ)」「ウ・ミエ」などと連呼し、民主党は「ショート動画の分量は十分撮れたんだから降りてこい」と応酬した。
約17分間中断されていた羅議長の討論は、議題内で発言することを約束した後に再開されたが、禹議長は13分で再びマイクを切った。すると国民の力の郭圭沢(クァク・ギュテク)議員が羅議長の襟元にワイヤレスマイクを付けてやり、羅議長は発言を続けた。これに民主党議員たちは「国会議員ではなくユーチューバー」と叫んだ。
羅議長のマイクは60分後に再びオンになったが、禹議長は遺憾表明を要求し、「実に恥ずべきこと」として休会を宣言した。フィリバスター開始から1時間50分後のことだった。
本会議は2時間10分後の午後8時32分に再開され、羅議長は午後8時52分にフィリバスターを再開したが、1時間でまた中断された。「国会をわざと混乱させようとしているのか」(禹議長)、「党派的にやるな」(羅議長)などの言い争いの末、禹議長が「このようにして続けることはできない。国会法を守れ」と言って35分間マイクを切ったためだ。羅議長は「合法を装った不法が横行する場所が大韓民国国会だ」と抗議した。
この記事を読んで…