ソウル市内の銀行で撮影した紙幣。[写真 聯合ニュース]
韓国銀行が3日に発表した「2025年7-9月期と年間国民所得」によると、7-9月期の実質国内総生産(GDP)改定値は前四半期比1.3%増えた。10月に発表した速報値の1.2%より0.1ポイント上昇した。1%台を記録したのは昨年1-3月期の1.2%以来だ。上昇幅は2021年10-12月期の1.6%以降で最も大きい。
1-3月期は戒厳余波で政治的不確実性が反映されGDPは0.2%に落ち込み、4-6月期には0.7%と反騰した。韓国銀行のキム・ファヨン国民所得部長は「10-12月期に前四半期比で成長率がマイナス0.4~マイナス0.1%なら年間1%、0%以上なら年間1.1%の成長が可能だ」と説明した。ただし「4-6月期と7-9月期の高い成長率にともなうベース効果で10-12月期の前四半期比成長率は低くなるかもしれない」と付け加えた。
速報値と比較すると建設投資が0.7ポイント、知的財産生産物投資が1ポイント、設備投資が0.2ポイント上方修正された。韓国銀行によると、建設投資は半導体生産工場を中心に非住居用建設が増えた。寄与度を見ると、7-9月期の成長率1.3%のうち1.2%が内需によるものだった。政府の消費クーポン支給の影響で消費の寄与度が0.9%で最も割合が大きかった。
西江(ソガン)大学経済学科のイ・ヨンス教授は「輸出で稼いだ所得が企業の設備投資と国内消費で好循環する構造が必要だ。輸出が半導体好況にだけ依存すれば景気変動性が大きくなるほかはないだけに、半導体以外の成長動力を育てる努力も重要だ」と話した。
物価に続き成長率まで上昇傾向が大きくなり、韓国銀行の基準金利据え置きが長期化するという見通しが出ている。国家データ処は2日、先月の消費者物価指数が前年同月比2.4%上がったと発表した。これは10月の上昇率2.4%と同じ数値で、韓国銀行の物価目標値2.0%を上回る数字だ。
今後の状況も利下げに友好的ではない。韓国銀行は先月発表した修正経済見通しで来年の経済成長率予想値をこれまでの1.6%から1.8%に上げた。
また、来年の物価上昇率も既存予想値2.0%より上がった2.1%と予想する。最近ウォン安が拡大しているだけに、輸入物価を中心に物価上昇はさらに大きくなる恐れがある。
韓国銀行の利下げ中断の可能性が大きくなり市場金利は高止まりを継続した。3日の国債5年物利回りは前営業日より0.035%上がった年3.246%を記録し年初来高値となった。国債3年物利回りも前営業日より0.019%上がった年3.041%を記録し、1日に記録した年初来高値の年3.045%に迫った。
市場金利が上昇すると企業は社債発行を来年に先送りするなど資金調達が困難になっている。
SKテレコムは今月発行予定だった2400億ウォン台の社債発行計画を来年1-3月期に先送りした。KCCグラスも1500億ウォン台の社債発行を来年1-3月期に調整した。
金融監督院よると、10月の社債発行実績は前月比16.6%減の23兆6111億ウォンだった。特にBBB等級以下の非優良企業の社債発行実績は10月は1件もなかった。
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