米国の人気歌手兼女優のサブリナ・カーペンターが2月2日(現地時間)、ロサンゼルス(LA)で開かれた第67回グラミー賞で最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞と最優秀ポップ・ボーカル・アルバム賞を手にし、記者会見場でポーズを取っている。AP=聯合ニュース
2日(現地時間)、カーペンターはホワイトハウスのX(旧ツイッター)アカウントに投稿された動画に「この動画は邪悪で不快だ。あなた方の非人道的な目的のために、私の音楽や私を絶対に利用しないで」とコメント欄で抗議した。
問題となった動画には、移民・関税執行局(ICE)に反対するデモ隊の姿や、ICE要員が不法移民と推定される人物を追撃・制圧する場面が収められていた。BGMにはカーペンターのヒット曲『Juno』が挿入されていた。
米CNN放送によると、カーペンターの反発が伝わると、ホワイトハウスのアビゲイル・ジャクソン報道官はカーペンターのアルバムタイトル『Short n’ Sweet』を皮肉的に引用したメッセージを出した。
ジャクソン報道官は「サブリナ・カーペンターに短くて甘い(Short n’ Sweet)メッセージを伝える」とし、「我々は危険な犯罪者、不法滞在者、殺人者、強姦犯、小児性愛者をこの国から追放することについて謝罪しない。こうした病んだ怪物たちを擁護する人間は誰であれ愚かではないだろうか?」と応酬した。
論争にもかかわらず、問題の動画は同日午後まで、Xやティックトック(TikTok)から削除されず、そのまま掲載されていた。
トランプ政府がアーティストの同意なしに楽曲を広報映像に使用する事例はこれまで繰り返されてきた。特にホワイトハウスは軽いトーンのソーシャルメディアコンテンツに有名ポップスターの曲を頻繁に挿入してきた。ホワイトハウスのティックトック動画には、ドナルド・トランプ大統領の業績を宣伝する場面とともにテイラー・スウィフトの『The Fate of Ophelia』が使われたこともある。
以前にもビヨンセ、セリーヌ・ディオン、フー・ファイターズ、ブルース・スプリングスティーンなど多数の著名アーティストが、トランプ大統領側が選挙運動などで自分たちの音楽を無断使用したとして公然と反発している。
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