AI競争力のためには、コンピューティングセンター、データ、人材という3大要素が必要と言われる。しかしさらに重要なのはAIを活用しようとする「AI文化」であり、コンピューティングセンターの構築に劣らず重要なのは、その活用に向けた需要創出だ。いくら優れた技術が開発されても、市場が形成され需要が生まれなければその技術は埋もれてしまう。産業技術政策でも「テクノロジー・プッシュ(Technology-Push、技術供給)」よりも重要なのは「デマンド・プル(Demand-Pull、需要創出)」だと強調されている。
世界のエドテック市場は2025年から2029年まで年平均15.9%成長し、722兆ウォン規模に達する見通しだ。韓国のエドテック企業が渾身の努力で開発したデジタルAI教科書は、政権交代後、教科書としては採択されずに教育資料に甘んじる羽目になった。しかも採択率は全国平均32.4%にすぎない。地域別では、大邱の98.1%に比べてソウルは24.8%だった。開発に参加したエドテック企業は、数千億ウォンの損失を抱えることになったと不満を隠せない。
教師との十分な事前コミュニケーションが欠けていたとはいえ、教師は知識伝達がAI教科書に置き換わると、自らの立場が不利になるのではと懸念しているのかもしれない。これからは英語や数学教育でも形式知の伝達はAI教科書に任せて、教師は教科に関連する幅広い思考や好奇心を喚起する「コーチ」役を担うべきだ。
マイクロソフト(Microsoft)は昨年1万5000人の従業員を解雇した。そのほとんどがソフトウェア開発者とサポート部署の人員だった。コーディングやプログラミングはAIのほうが優れた時代になったためだ。教育部が支援するAI大学院が、ソフトウェア開発者ばかりを育成して大量に輩出しているのではないかと心配だ。AI時代には、家を建てる際にレンガ職人より建築設計士が重要であるように、プログラマーより創造的なAI活用人材が必要だ。
個人情報保護などの規制で閉ざされている病院の医療データ、裁判所の判例データ、企業の製造データなど、さまざまなデータを活発に活用できてこそ、AI技術の発展も加速する。よく「右のウインカーを出して左折する」と言われる。AIを育成すると言いながら、AI規制はかえって強化されているのではないか、政策のねらいと効果のミスマッチ現象を丁寧に点検する必要がある。
廉載鎬(ヨム・ジェホ)/泰斎(テジェ)大学総長
【コラム】韓国のAI政策、ねらいと効果のミスマッチ(1)
世界のエドテック市場は2025年から2029年まで年平均15.9%成長し、722兆ウォン規模に達する見通しだ。韓国のエドテック企業が渾身の努力で開発したデジタルAI教科書は、政権交代後、教科書としては採択されずに教育資料に甘んじる羽目になった。しかも採択率は全国平均32.4%にすぎない。地域別では、大邱の98.1%に比べてソウルは24.8%だった。開発に参加したエドテック企業は、数千億ウォンの損失を抱えることになったと不満を隠せない。
教師との十分な事前コミュニケーションが欠けていたとはいえ、教師は知識伝達がAI教科書に置き換わると、自らの立場が不利になるのではと懸念しているのかもしれない。これからは英語や数学教育でも形式知の伝達はAI教科書に任せて、教師は教科に関連する幅広い思考や好奇心を喚起する「コーチ」役を担うべきだ。
マイクロソフト(Microsoft)は昨年1万5000人の従業員を解雇した。そのほとんどがソフトウェア開発者とサポート部署の人員だった。コーディングやプログラミングはAIのほうが優れた時代になったためだ。教育部が支援するAI大学院が、ソフトウェア開発者ばかりを育成して大量に輩出しているのではないかと心配だ。AI時代には、家を建てる際にレンガ職人より建築設計士が重要であるように、プログラマーより創造的なAI活用人材が必要だ。
個人情報保護などの規制で閉ざされている病院の医療データ、裁判所の判例データ、企業の製造データなど、さまざまなデータを活発に活用できてこそ、AI技術の発展も加速する。よく「右のウインカーを出して左折する」と言われる。AIを育成すると言いながら、AI規制はかえって強化されているのではないか、政策のねらいと効果のミスマッチ現象を丁寧に点検する必要がある。
廉載鎬(ヨム・ジェホ)/泰斎(テジェ)大学総長
【コラム】韓国のAI政策、ねらいと効果のミスマッチ(1)
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