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初めての民間製作、初めての夜間打ち上げ…韓国独自の宇宙ロケット「ヌリ号」の挑戦は続く

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ヌリ号3段目に搭載された次世代中型衛星3号。韓国航空宇宙研究院によると27日に打ち上げられるヌリ号ロケットには主搭載衛星である次世代中型衛星3号と小型衛星12基が載せられる。衛星に搭載される機器は宇宙環境心血管疾患研究、オーロラ観測、宇宙プラズマ測定任務を担う。[写真 聯合ニュース]

韓国独自の宇宙ロケット「ヌリ号」の4回目の打ち上げが10日後に迫った。政府ではなく民間が主導する初めての宇宙ロケット事業で、成功すれば韓国も「ニュースペース時代」を主導する国の隊列に合流することになる。

韓国宇宙航空庁と韓国航空宇宙研究院は14日に懇談会を開き、27日に予定されたヌリ号打ち上げ準備現況と搭載衛星別の主要任務を公開した。航空宇宙研究院は27日午前0時54分から1時14分の間に羅老(ナロ)宇宙センターで4回目の打ち上げを進める計画だ。正確な打ち上げ時刻は26日に確定する。航空宇宙研究院韓国型ロケット高度化事業団のパク・ジョンチャン団長は「現在ヌリ号は全羅南道高興(コフン)の羅老宇宙センターでロケットの1・2段結合と衛星13基の搭載が完了した状態。今後ロケット3段と結合する総組み立て作業を進めた後、打ち上げに向けた最終点検を実施する予定」と話した。


4回目のヌリ号打ち上げは政府ではなく民間企業が宇宙産業を主導するニュースペース時代進入の信号弾ということに意味がある。1~3回目のロケットは航空宇宙研究院中心の開発だったが、今回のロケットからはハンファエアロスペースが製作の全過程を主管した。ただ打ち上げ自体は航空宇宙研究院が主管する。


今回打ち上げられるヌリ号には主搭載衛星である次世代中型衛星3号と小型キューブ衛星12基の合計13基の衛星が積み込まれる。2023年5月の3回目のヌリ号打ち上げ時は主搭載衛星を含む8基の衛星が載せられた。

韓国航空宇宙産業(KAI)が開発した次世代中型衛星3号には3つの観測機器が搭載される。翰林(ハンリム)大学と韓国天文研究院、韓国科学技術院(KAIST)人工衛星研究所がそれぞれ製作した機器は、宇宙環境心血管疾患研究、オーロラ観測、宇宙プラズマ測定任務を担うことになる。

公募を通じて選ばれた小型衛星12基は韓国国内の大学と研究機関、企業が独自に製作した。宇宙医薬専門企業スペースリンテックが製作した小型衛星「BEE-1000」はがん治療剤成分を重力のない宇宙で結晶形態で作る研究を進める。宇宙ローテックが作った「コスミック」は衛星内部に取り付けた独自の廃棄装置を利用して自らの廃棄実験を試みる。宇宙ごみをなくす方法を検証するためだ。クォータニオンの衛星は済州島(チェジュド)と南海沿岸の海洋ごみを探知する。このほかにもソウル大学、世宗(セジョン)大学、仁荷(インハ)大学、KAIST、コスモワークス、韓国電子通信研究所、航空宇宙研究院、ハンコムインスペースが製作した小型衛星がヌリ号に載せられ宇宙に送られる。

ヌリ号は今回初めて夜間打ち上げに挑戦する。主搭載衛星がオーロラ測定などの任務を遂行するためには600キロメートル上空の太陽同期軌道まで進入しなければならない。羅老宇宙センターの位置上、衛星が太陽同期軌道に進入するための最適な打ち上げ時刻は午前1時前後だ。暗い環境自体は問題でないが、作業者が不慣れな時間帯である点が負担だ。ヌリ号最初の打ち上げは失敗し、2・3回目の打ち上げは技術的問題で1~2度延期されている。4回目の打ち上げ成功の可否も気象条件と技術的変数などがカギだ。航空宇宙研究院関係者は「海外事例を見ても打ち上げ時間延期はよくある事例。少しでも問題の素地があるならば補完し100%完ぺきな状況で打ち上げなければならない」と話した。



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