京畿道の平沢港にコンテナが積み上げられている。[写真 聯合ニュース]
国家データ処が10日に発表した「7-9月期企業特性別貿易統計」によると、10大企業の輸出貿易集中度は40.0%で前年同期より2.6ポイント上昇した。2015年の統計作成後で最高値だ。上位100大企業の輸出貿易集中度は67.6%で0.2ポイント下落し、輸出が上位大企業に集まる超集中構造が明確になった。
貿易集中度は全貿易額のうち上位企業が占める割合を意味する。集中度が高いほど特定業種や企業の業績が国の貿易の成績を左右することになる。輸出が増えても効果が産業全般に広がらず経済回復の弾力性が落ちかねない点で構造的リスク要素と指摘される。
7-9月期の輸出額は1850億ドルで1年前より6.5%増え過去最大規模を記録した。輸出は4-6月期の2.1%増に続き2四半期連続で増加した。大企業の輸出額は1223億ドルで5.1%増、中堅企業は323億ドルで7.0%増、中小企業は298億ドルで11.9%増といずれも増加したが、絶対規模で大企業と中堅・中小企業の格差はさらに広がった。
貿易集中度が上昇するのに決定的役割をしたのはスーパーサイクルと呼ばれる好況期に入った半導体だ。データ処関係者は「SKハイニックスが占める輸出額の割合が前年同期の6.0%から8.4%に2.4ポイント拡大するなど半導体関連輸出が全般的に増えた」と説明した。産業通商部によると1~9月の半導体輸出額は1197億ドルで1年前より16.9%増加した。月平均133億ドル水準である点を考慮すれば11月中に昨年の年間最大実績1419億ドルを超える見通しだ。先月基準で半導体が輸出全体に占める割合は26%で、1年前の22%より4ポイント上昇した。輸出の4分の1以上が半導体で満たされた形だ。
こうした流れは当分持続するものとみられる。韓国貿易協会国際貿易通商研究院は最近の報告書で来年の世界の半導体市場売り上げは今年より17.8%成長すると予想した。今年の半導体売り上げはメモリーが1922億ドルで20.3%増、非メモリーが5804億ドルで17.0%増と予想される。来年はメモリーが2571億ドルで33.8%増、非メモリーが6526億ドルで12.4%を記録する見通しだ。
サムスン電子とSKハイニックスなど大手半導体メーカーが輸出を牽引しているが、中小・中堅企業への波及効果は依然として限定的だ。ある通商専門家は「大企業中心の回復が産業全般の成長につながらずにいる。人工知能(AI)・半導体中心の好況が鈍化する場合、輸出全体が調整を受ける危険がある」と指摘した。
韓国経営者総協会の最近の報告書でも同様の診断が出された。昨年の韓国の輸出で中間財の割合は67.6%、輸入は50.5%で、主要7カ国のうち最も高かった。半導体や二次電池など中間財中心の産業構造が固まった結果だ。この5年間で中国への依存度が下がり米国や台湾など輸出市場は多角化されたが、半導体への偏りはむしろ強まった。合わせて米国の関税施行による対米輸出の減少も懸念される。データ処によると、7-9月期の対米輸出は1年前より3.9%減少した。対米輸出は大企業で4.9%減、中堅企業で7.9%減といずれも減った。
韓国貿易協会国際貿易通商研究院のチャン・サンシク院長は「半導体超好況がキラー商品確保の側面で韓国輸出の戦略的自律性を高める肯定的要因だが、同時に特定産業への偏りによる錯視効果を警戒しなければならない。半導体スーパーサイクルの利益を次の段階の投資につなげて中国との競争に備え、鉄鋼・石油化学は高付加価値転換、中小企業は隙間市場の攻略を通じて産業の均衡を維持しなければならない」と強調した。
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