キム・ヨンフンさんが先月30日、X(旧ツイッター)を通じて自身が米国に亡命申請した事実を明らかにしている。[SNS キャプチャー]
キムさんは先月30日、X(旧ツイッター)に「キリスト教徒であり、世界最高IQ記録保持者として米国に亡命を申請する」と英語で投稿した。1分35秒の映像の中で彼は、「聖書の真理を抑圧し、先祖が守ってきた自由を裏切った親北左派政府が支配する韓国では、もはや生きることができない」と述べ、「今日の韓国は愛国者を処罰し、共産主義者を称賛している」と語った。さらに「真理は罪となり、信仰は標的になった」として、「信仰が守られる米国に避難先を求める」と付け加えた。
キムさんは別の投稿でも、「もはや韓国は存在しない。あるのは北朝鮮だけだ」とし、「私は政治的・宗教的迫害を理由に、ドナルド・トランプ大統領の政権に亡命を申請した最初の韓国人だ」と主張した。
彼は現在、米国神学校協会(ATS)の認可を受けた神学校の神学修士課程に在学中であるとされる。キムさんが言及した「宗教的迫害」とは、釜山セゲロ(=世界に)教会のソン・ヒョンボ主任牧師の拘束事件を指しているとみられる。ソン牧師は大統領選を控えた今年5月、同教会の礼拝と祈祷会で特定候補を支持する発言をした容疑(公職選挙法違反)で起訴拘束された。
キムさんは国内外で「世界最高IQ保持者」としてたびたび紹介された人物だ。2015年、SBSの教養番組『英才発掘団』出演当時、IQは175とされ、その後、韓国記録院および世界マインドスポーツ委員会(WMSC)などから最高記録保持者として認証を受けたと主張している。
WMSCは昨年、公式ホームページで「韓国人のキム・ヨンフン氏が2024年7月の世界記憶力大会(World Memory Championships)でIQ276を記録した」と発表した。韓国記録院によると、彼は2018年のウェクスラー知能検査で満点(160点)、2022年のウェクスラー標準偏差高知能検査でも満点(204点)を獲得したと伝えられている。
この記事を読んで…