韓国光州市全域に記録的な豪雨が降り注いだ17日午後、光州北区臣龍洞(シンヨンドン)一帯の道路が冠水し、多数の車両が水に浸かっている。[写真 聯合ニュース]
18日、光州北部警察署などによると、前日17日午後10時18分ごろ、光州北区(プッグ)の新安(シナン)橋付近で「川に人が流されている」という通報が寄せられた。
通報によると、流されたのは60代とみられる人物であり、警察と消防当局は現場周辺で捜索活動を行っている。
ただし、目撃者の通報内容しか情報がない状況であり、実際に人が流されて行方不明になったかどうかは確認されていないと当局は説明している。
光州消防本部の関係者は「現在、事実確認中であり、確認が取れるまでは人命被害が発生したとは言いがたい」と話した。
この日、気象庁によると、光州では前日1日で426.4ミリの雨量を記録し、これは1939年の気象観測開始以来、最多の1日降水量記録となった。
1時間当たりの降水量も76.2ミリに達し、7月としては観測史上最も強い雨となった。
この豪雨により、18日午前0時現在、光州地域では合計286人が避難しており、自治区別では光山区(クァンサング)150人、北区(プック)75人、東区(トング)30人、西区(ソグ)27人、南区(ナムグ)4人が避難したと集計されている。
また、光州消防本部は道路冠水278件、建物浸水203件、人命救助47件など、合計570件以上の被害対応を行った。
光州市は深夜の緊急会議を開くなど、被害の最小化に全力を尽くしている。現在、全職員の3分の1が「非常3段階体制」で勤務しており、5つの自治区とともに24時間体制の緊急対応を続けている。
この記事を読んで…