サッカー韓国代表の李康仁(イ・ガンイン、左)と洪明甫(ホン・ミョンボ)監督が握手している。 [写真 ニュース1]
李康仁はこの日、ソウル上岩洞(サンアムドン)ソウルW杯競技場で行われたクウェート戦にフル出場し、チームの2点目となるゴールを決めるなど4-0の完勝に寄与した。
李康仁は試合後の記者会見で「こういう話をしてもよいのかは分からないが、多くの方々が監督と協会を攻撃している」とし「自分たちも協会の所属であり、監督は自分たちのボスにあたる。そのように批判をすれば選手たちにも打撃がある」と話した。続いて「良い部分にもっと目を向けてほしい。そうしてこそW杯でもうまくいくので、できるだけサポートしてほしい」と呼びかけた。
李康仁は記者会見後の共同取材区域(ミクストゾーン)でも「記者の方々のほか、最近はユーチューブでも協会の話がよく出てくる。批判するのは当然の部分だが、過度な批判は選手にもプラスにならない。代表になって以降、今日の競技場の空席が最も多かったようだ」と話した。
この数年間、ソウルW杯競技場で代表チームの試合が開催されれば6万5000人規模の観客席は埋まることが多かった。しかしこの日の観客数は4万1911人だった。また、この日の試合前、洪監督の顔が電光掲示板に映し出されると観客席からブーイングが聞こえた。
こうした状況をグラウンドで見ていた李康仁が決心して発言し、洪監督と協会をかばった。李康仁は「選手たちがもう少し幸せにプレーし、そして多くの方々を幸せにするサッカーができるように、もう少しサポートしてほしい」と強調した。
洪監督は昨年の選任過程の公正性をめぐる論争の中で代表チームの指揮棒を握った。これを受け、文化体育観光部が洪監督の選任に関連して協会を監査をしたが、洪監督と協会に対する批判的な視線は依然として残っている。
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