米国のハワード・ラトニック商務長官。[写真 ロイター=聯合ニュース]
ロイター通信によると、ラトニック氏は交渉が行われているバッキンガム宮殿に近いランカスターハウスで取材陣と会って「交渉は本当に順調に運んでいると思う」とし「我々は時間と努力、エネルギーを多く注ぎ込んでいて、すべての人々が集中して協力している」と話した。
ラトニック氏は交渉終了時点について「今晩中に終わることを願っているが、ひょっとしたら明日もここにいるかもしれない」と明らかにし、協議が3日目まで続く可能性を示唆した。
今回の高官貿易協議は先月10~11日、スイス・ジュネーブで開かれた交渉に続いて2回目となる。
当時両側は100%を行き来する超高率関税を猶予することで一部合意したが、その後両国が互いに合意を違反したと主張して交渉が膠着状態に陥った。
その後、今月5日にドナルド・トランプ米国大統領と習近平中国国家主席が電話会談を行って協議が再開された。
今回の協議では米国が要求してきた中国のレアアース(希土類)および核心鉱物の輸出制限緩和とともに中国が不満を提起してきた米国の半導体など輸出統制措置および中国人留学生ビザ取り消し問題が集中的に議論される。
米国側からはラトニック氏のほか、スコット・ベッセント財務長官、ジェミソン・グリア通商代表部(USTR)代表が、中国側からは「経済実力者」と呼ばれる何立峰国務院副首相を中心に王文濤商務部長と李成鋼商務部国際貿易談判代表兼副部長がそれぞれ代表団を構成した。
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