上の写真は国民の力議員らが2月15日、呉東運(オ・ドンウン)高位公職者犯罪捜査処長と禹鍾寿(ウ・ジョンス)国捜本部長を告発するためにソウル中央地検に入る場面。下の写真は10日、野党5党の関係者が沈宇正(シム・ウジョン)検察総長を高位公職者犯罪捜査処に告発するために入る場面。 中央フォト
中央日報が16日、与野党の告発内訳を集計した結果、国民の力は共に民主党議員19人を、民主党は国民の力議員14人をそれぞれ告発した。国民の力は戒厳事態の証人に対する偽証教唆や強要、名誉毀損容疑などを理由に、民主党は内乱共犯または内乱宣伝容疑などを前に出して相手を法的措置した。国民の力が7日、郭種根(クァク・ジョングン)前陸軍特殊戦司令官の良心宣言を懐柔したという疑惑に関連し、民主党の金炳周(キム・ビョンジュ)議員、朴範界(パク・ボムゲ)議員、朴善源(パク・ソンウォン)議員、夫勝粲(ブ・スンチャン)議員を偽証教唆・強要など容疑で告発し、民主党は国民の力の羅卿瑗(ナ・ギョンウォン)議員、尹相炫(ユン・サンヒョン)議員、朴相雄(パク・サンウン)議員を内乱宣伝容疑で告発したのが代表的な例だ。
国民の力の権寧世(クォン・ヨンセ)非常対策委員長(名誉毀損)と権性東(クォン・ソンドン)院内代表(内乱宣伝)、民主党の李在明(イ・ジェミョン)代表(名誉毀損など)と朴賛大(パク・チャンデ)院内代表(名誉毀損など)など与野党を率いる「2トップ」も告発を避けることができなかった。竜仁大のチェ・チャンリョル特任教授は「議員10人に1人の割合で相手の党に告発されるというのは、裁判所の判断にすべてを押しつける政治機能喪失の象徴的な場面」と指摘した。
議員に限れば国民の力側が告発した人員がさらに多いが、議員でない場合まで合わせると民主党が告発した数の方が多い。民主党は大統領室・政府・軍関係者、保守ユーチューバーや姓名不詳の尹錫悦大統領支持者(国家人権委進入)など100人近く告発した。戒厳の後、民主党法律局が告発した件数だけでも59件にのぼる。
捜査機関もターゲットになった。尹大統領が8日に釈放されると、国民の力は呉東運(オ・ドンウン)高位公職者犯罪捜査処長を大統領不法逮捕および職権乱用などの容疑で最高検察庁に告発した。同じ時期、民主党と祖国革新党など野党5党は尹大統領拘束取り消し決定のきっかけを与えたとして沈宇正(シム・ウジョン)検察総長を職権乱用容疑で高位公職者犯罪捜査処に告発した。
こうした「とにかく告発」という形態は、与野党の交渉空間を極度に狭めた。13日に商法改正案は民主党の主導で一方的に通過した半面、半導体特別法制定案は進度が遅れているのが代表的な例だ。与野党が1年以上も時間がかかった国民年金改革に関連し、14日に母数改革(保険料・所得代替率調整)に合意したのがまだ進展といえる。
仁川大のイ・ジュンハン政治外交学科教授は「与野党が暇さえあれば司法府や憲法裁判所に駆けつけ、気に入らなければ司法不信を刺激している」とし「政界が『政治ブラックアウト(無力化)』状態を自ら招いた」と指摘した。
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