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中小企業の話ではない…韓国大企業52社が稼ぎで利子払えず

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ロッテケミカルのイ・フンギ代表理事が4月18日、社員らとインドネシアの石油化学団地建設(ラインプロジェクト)現場を視察している。[写真 ロッテケミカル]

ロッテケミカルは今年7-9月期まで累積6600億ウォン(約717億円)の営業損失を出した。中国の石油化学製品の供給過剰の余波だ。さらにロッテケミカルは2022年以降二次電池素材企業買収と海外生産設備新設などで借入負担も増えた。7-9月期までに支出した利子費用だけで3197億ウォンに達する。営業利益で利子費用も払えない状況だ。ロッテグループは27日、核心資産であるロッテワールドタワーを銀行に担保として提供しロッテケミカル社債の信用補強に出ることにした。

営業利益が利子費用に満たない大企業は7-9月期基準で52社と調査された。前年同期比で8社増えた。CEOスコアが金融会社を除いた韓国500大企業のうち四半期報告書提出企業271社を対象にインタレストカバレッジレシオを分析した結果だ。インタレストカバレッジレシオとは営業利益を利子費用で割った数値で、1未満なら営業活動での稼ぎで利子をすべて支払うのが不可能という意味だ。インタレストカバレッジレシオが1未満の企業52社を具体的に見ると、LGディスプレー、SKオン、ハンファソリューション、ホテルロッテ、ロッテケミカルなど29社は7-9月期累積基準で営業損失状態となっており、利子を払うには追加で借り入れなければならない状態だ。インタレストカバレッジレシオ0以上~1未満、すなわち営業利益はあったが利子費用に満たない企業は泰栄(テヨン)建設、SK仁川(インチョン)石油化学、HJ重工業など23社となった。

52社のうち石油化学企業が15社で特に多かった。17業種のうちインタレストカバレッジレシオが1未満の業種は0.42の石油化学が唯一だった。石油化学業種は7-9月期までの累積営業利益が前年同期比83.3%(7兆9221億ウォン)減ったが、利子費用は23.3%(7125億ウォン)増えた。中国の大規模ナフサ分解設備(NCC)増設により韓国の石油化学業界が直撃弾を受けたためだ。

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