飛行中の航空機で非常扉を開けた容疑で逮捕された３０代の男が送検された。

大邱（テグ）東部警察署は着陸直前に航空機の非常扉を開けた容疑（航空保安法違反）などでイ容疑者（３３）を拘束して送検したと２日、明らかにした。

警察によると、イ容疑者は先月２６日昼１２時３５分ごろ、大邱空港に着陸する直前だった済州（チェジュ）空港発アシアナ航空機の中で、非常扉を開けて壁面にぶらさがるなどの騒ぎを起こした。これを受け、乗客のうち９人は呼吸困難など症状を訴え、病院で治療を受けた。


警察は航空機の出入り口が損傷した点を考慮して財物損壊容疑を追加した。さらに搭乗客の精神的被害を考慮し、傷害容疑を適用することも検討している。

イ容疑者は警察で「最近、失職後にストレスがたまっていた」とし「飛行機の着陸前に息苦しさを感じ、早く降りたくて扉を開いた」と話した。