サッカーＵ－２０（２０歳以下）韓国代表が国際サッカー連盟（ＦＩＦＡ）Ｕ－２０ワールドカップ（Ｗ杯）本大会の舞台で進軍を継続した。決勝トーナメントの初戦を１ゴール差の勝利で終え、準々決勝進出を決めた。

金殷中（キム・ウンジュン）監督が率いるＵ－２０韓国代表は２日、アルゼンチンのサンティアゴ・デル・エステロでＵ－２０エクアドル代表と対戦し、前半のイ・ヨンジュン（金泉）とペ・ジュンホ（大田）の連続ゴール、後半のチェ・ソクヒョン（檀国大）のゴールで３－２で勝利した。

韓国がＵ－２０Ｗ杯で８強以上に進出したのは歴代６回目で、準優勝した前大会（２０１９年）に続いて２大会連続だ。前大会で韓国は準決勝でエクアドルに１－０で勝利し、決勝に進出した。Ｕ－２０韓国代表のエクアドル戦歴代成績は２勝１分けとなった。


韓国は相手にボールを保有させながら効率的な試合運びで勝利をつかむパターンをトーナメントでも繰り返した。エクアドルが前半・後半ともに流れを主導したが、逆襲を狙う韓国が複数のゴールを決めて始終リードした。

先制ゴールは前半１１分に生まれた。ペ・ジュンホが左側から上げたクロスに、ストライカーのイ・ヨンジュンが胸トラップで前を向き、そのままゴールに蹴り込んだ。グループリーグ初戦のフランス戦（２－１勝利）に続くイ・ヨンジュンの今大会２得点目だ。

韓国は８分後、追加ゴールを決めた。右サイドでのスローイングの後、ペナルティーエリア前の中央にいたペ・ジュンホがパスを受けると、相手のＤＦ選手をうまくかわして右足でシュートを決めた。

前半３６分にはエクアドルにＰＫを与え、１点を失った。相手の攻撃を防ごうとしたパク・チャンウがペナルティーエリア内で相手選手を押し倒したという判定を受けた。

前半を２－１で終えた韓国は後半２分に１点を追加し、また点差を広げた。イ・スンウォン（江原）のＣＫをチェ・ソクヒョンが頭で合わせた。

エクアドルは後半３９分にＣＫからのプレーで追加ゴールを決めるなど終盤に波状攻撃を見せたが、韓国はこれを防ぎ切って３－２で試合を終えた。

韓国は５日午前２時３０分の準々決勝でナイジェリアと対戦する。