半導体景気の不振が続く中、韓国の輸出が８カ月連続で減少し、１５カ月連続の貿易赤字となった。産業通商資源部は１日、こうした内容の５月の輸出入動向を発表した。

５月の輸出額は前年同月比１５．２％減の５２２億４０００万ドルとなった。月間輸出は前年同月比で昨年１０月から８カ月連続の減少。２０１８年１２月－２０年１月以来、最も長い連続輸出減少だ。

単一品目で最大輸出品の半導体が振るわず、輸出全体の不振が続いている。５月の半導体輸出額は前年同月比３６．２％減少した。半導体輸出の増加率は昨年８月から１０カ月連続でマイナス。


５月の輸入額は５４３億４０００万ドルと、前年同月比１４％減少した。これを受け、５月の貿易収支は２１億ドルの赤字となった。

月別貿易収支は昨年３月から１５カ月連続の赤字。１９９５年１月から１９９７年５月まで２９カ月連続で貿易赤字を出して以来、２７年ぶりの最長期間赤字だ。

ただ、貿易赤字は１月に１２５億１０００万ドルでピークとなった後、２月５２億７０００万ドル、３月４６億２０００万ドル、４月２７億２０００万ドル、５月２１億ドルと減少している。