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北朝鮮、また予告なしに黄江ダム放流…韓国漣川住民、夜中に不安

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

2020年8月6日文在寅(ムン・ジェイン)前大統領(左)が京畿道漣川郡漣川邑郡南(クンナム)洪水調整ダムを訪問した姿。キム・ソンニョン記者

「北朝鮮黄江(ファンガン)ダムが予告のない放流を繰り返すから、雨が降ればまんじりともせず夜を明かします」(60代のイさん)

8日午前から臨津江(イムジンガン)最北端の南方限界線にある必勝(ピルスン)橋の水位が急上昇した。漣川郡(ヨンチョングン)と漢江(ハンガン)洪水統制所などによると、この日午前10時20分1.64メートルだった水位は20分で1.95メートルに高まった。急な水位の上昇は夜まで続いた。午後9時10分には5.90メートルになった。近隣の住民たちはまんじりともせず夜を過ごさざるを得なかった。夜中に徐々に水位が低くなり、9日午後3メートルを下回った。

水位の急上昇は北側が黄江ダムの水門を開いたためだというのが関連機関の推定だ。漣川郡と必勝橋10キロメートル下流のクンナムダム管理事務所は必勝橋の水位により4段階に分けて管理する。▼1メートル:河川行楽客の避難▼2メートル:非洪水期の人命避難▼7.5メートル:境界地域の危機対応関心段階発令▼12メートル:境界地域の危機対応「注意」段階発令--などだ。クンナムダムの水位も前日午後9時20分29.77メートルまで上がって徐々に低くなった。


黄江ダム(総貯水量3億5000万トン)は韓国側対応ダムであるクンナムダム(計7100万トン)の5倍規模で、57キロメートル(軍事境界線北側42.3キロメートル)の上流にある。黄江ダムから放流した水は4時間程度過ぎれば韓国側に到着する。

2009年10月南北は黄江ダムの放流を事前通告することで合意し、北朝鮮側も約束を守った。だが、2013年から事前通告せず無断放流した。6月梅雨の時も放流が続くと、統一部は北側に事前通告を公開的に要請したが、北朝鮮は依然として無断で放流している。



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