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【コラム】正義を前面に出して相手を悪魔化、政治両極をあおる=韓国(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
◆平凡な市民の二重性

米国社会でこのようなグランドスタンディングは主に左派に多いことが分かっているが、著者は右派も例外でないと強調する。左右問わずだが、中道よりも極端な人々がもっと多くグランドスタンディングをした。

日本の脳科学者、中野信子の『シャーデンフロイデ -他人を引きずり下ろす快感-』は有名な実験結果を引用して、悪質コメントを使って過酷な世論集めに立ち向かう人々の中に、むしろ普段は倫理的で道徳的な人々が多いという二律背反を指摘する。平凡な市民の二重性だ。人々に過酷行動を指示したある心理学実験で、予想に反して普段道徳的な人々のほうが多くの過酷行動を取った。倫理的で正しい人であるほど命令や指示、規範に良く従い、社会的圧力に脆弱なためだ。


このような正しさは理性を麻痺(まひ)させたりもする。常日頃より「人は、社会はこうでなければならない」と倫理的に正しいことを考えている人ほど、脳にはたくさんの免罪符が貼り付けられていて、皮肉にも「倫理的に正しくない」残虐な行動に走ってしまう可能性が高いということだ。

著者は、他人に認められるとき脳には性行為の快感に準ずる大量のドーパミンが放出されるとし、この快楽を得るための最も効率的な方法が「匿名で誰かを叩いて、それが多くの人から賛同してもらえる」ことだと指摘した。「ヒトは発言の真意を正確に理解しようとするより、利他的な懲罰を加えるほうにずっと快楽を感じる。「承認欲求ジャンキーの最も危険な形が、正義ジャンキーという形で現出する」。本のタイトルである「シャーデンフロイデ」は誰かが失敗したときに思わず沸き起こってしまう喜びの感情という意味だ。

◆道徳が政治を蚕食するとき

再び『Grandstanding』に立ち戻ると、グランドスタンディングは両極化、冷笑主義、怒りの疲労という社会的損失を生んだりあおったりする。実際、米国の政治両極化は深刻だ。同著によると、過去70年間で中道の比率は減り続け、自由主義や保守主義のどちらか一方を主張する人々の比率は高まっている。特に相手の人々に対する否定的態度が劇的に増加した。2019年のある研究によると、両党支持者の40%以上が相手側を「露骨な悪魔」と規定した。米国民主党支持者の20%、共和党支持者の16%が相手側の構成員が「そのまま全員死んでしまえば」「一国家としてより良いと考える」と答えた。

グランドスタンディングはささいな事案も道徳的なイシューにして、過度に道徳性を付与する。それにより人々の道徳的信念が強くなれば、政治における妥協はますます難しくなる。当然だ。道徳には妥協がありえないためだ。こちら側の道徳的優越性に対する確信は相手の悪魔化につながる。

結果的にこのような思考フレームが形作られる。「相手側はマイノリティを嫌うが、私はすべての人を愛して歓迎する」「私は青く平和な世の中を望むが、彼らは暴力的でファシスト民族国家を望む」「国家が同性結婚を許せば左派は究極に獣姦や小児性愛者に対する寛容も要求するだろう」--。

◆堕胎と銃器「アメリカ分裂国」論争

有権者もまた道徳的に善良な人が自身を代表するのを好み、さらに善良な人が善良な政策を実行するだろうと信じて善い人に投票する傾向を示す。時間とエネルギーをかけて政策を仔細に調べるよりも経済的なためだ。

しかしこれは反対給付で政治家により多くのグランドスタンディングを要求する。結局政治は道徳性競演場に変貌し、このように「政治が、自分が正しいほうにいることを示す象徴的ジェスチャーになれば、政治家は自分が好意的で多くの人から認められている人ということを表わす」、より正確にいえば「表わすだけの」政策開発に没頭することになるというのが本の結論だ。

グランドスタンディングは最近韓国社会の若年層で関心を引いている「政治的に正しい(PC)」や「アイデンティティ政治」とも関連する。アイデンティティ政治というのは性・人種・ライフスタイルなど「私は何者なのか」という自分のアイデンティティ、そしてそれに対する認定闘争を要諦とする政治だ。数年間にわたりアイデンティティ政治が主要な話題の米国は、最近「堕胎問題」と「銃器規制」を巡り真っ二つに割れていて「アメリカ合衆国」ではなく「アメリカ分裂国」という言葉が出るほど両極化が深刻だ。米国の状況に対する分析だが、韓国社会と政治にも興味深い示唆点を与えている。

ヤン・ソンヒ/中央日報コラムニスト


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