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韓国外交部次官「北朝鮮との対話再開に向け韓米で共助継続」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
米国を訪問している外交部の崔鍾建(チェ・ジョンゴン)第1次官は9日、北朝鮮と実質的に対話を再開するために韓米間の共助を継続していくことにしたと明らかにした。この日崔次官は先月行われた韓米首脳会談の後続措置などを協議するためシャーマン国務副長官と70分にわたり会った。

崔次官は「今回の首脳会談でいつになく包括的で意味ある成果を上げたということで(シャーマン副長官と)一致し、韓国外交部と米国務省がスピード感を持って実質的な後続措置を取りまとめることにした」と話した。

クリントン政権で対北朝鮮政策調整官を務めたシャーマン副長官は、2000年のオルブライト国務長官の平壌(ピョンヤン)訪問に同行し金正日(キム・ジョンイル)国防委員長と直接会ったいわゆる「北朝鮮通」だ。2日の東南アジア歴訪中にはソン・キム対北朝鮮特別代表任命に言及して「われわれが北朝鮮と対話する準備ができているというまた別のシグナル」と話している。


しかし米国が対北朝鮮政策検討を終えてから2カ月、韓米首脳会談が終わって20日近く過ぎたが、いまだ北朝鮮からは特別な反応は出ていない。こうした北朝鮮の「沈黙」をめぐり崔次官は「悪くはなさそうだ」という評価をシャーマン副長官に伝えたという。北朝鮮がさまざまなメッセージを熟考している状況と見られるという解釈だ。特に北朝鮮が新型コロナウイルスで内外からの出入りを止めるなど事実上「セルフ制裁」に入った状況で、北朝鮮の無反応にはさまざまな含意があるだろうという意見も伝えたという。

前日空港で記者らと会った崔次官は、11日に英国で開かれる先進7カ国(G7)首脳会議(サミット)で韓日米首脳会談が行われる可能性を念頭に置いていると明らかにした。これと関連し、崔次官は韓国政府が韓日米協力に、より積極的に臨むという立場をシャーマン副長官に明らかにした。また「韓日間で機能的に解かなければならない事案が多く、過去史が蝕むようにしたくない」という趣旨の話をしたという。



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