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【コラム】UAE原発、韓国原子力の歴史を刻む

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
大韓民国は過去半世紀、製造業と知識基盤産業を中心に急速な成長を遂げた。これをベースに、最近では多方面の技術の融複合を通じて第4次産業革命時代に入ろうとしているところだ。目まぐるしい時代の変化とともに原子力産業は、長い間、国内エネルギーの基底として国家発展の原動力になってきた。

現在は国内に24基の原子力発電所を稼動し、アラブ首長国連邦(UAE)原発輸出を通じてグローバル原子力発電所供給国へと成長した。最近、大韓民国初の輸出原発であるUAE原発1号機が商業運転に着手したといううれしい知らせを聞いた。これまでの障害を韓国の原子力技術開発と安全性向上のために捧げてきた筆者としては慶事を越えて新たな歴史として感激を禁じ得ない。受注当時、主契約者である韓国電力は国内の各原発協力会社と共に「チームコリア」軍団を発足させ、2011年3月UAEのバラカ地域に4つの原発が同時に建設される大歴史の最初のスコップを入れた。長きにわたる建設期間を経て、昨年2月に1号機の運営許可を受けてから、約1年間の最終性能試験を経て、ついに4月6日に最初の商業運転開始を発表した。UAEがアラブ地域で最初の平和的目的の商業用原発利用国家になったのだ。

ポスト石油時代に備えたエネルギーの多角化、クリーンエネルギーの拡大および温室効果ガス削減努力など、UAE政府が「アブダビ経済ビジョン2030」で計画した革新的な政策が一つずつ実を結び始めた。UAE政府の先導的なエネルギー政策は周辺のアラブ諸国に大きな刺激になるものと期待される。さらにその中心には韓国の最新原子炉「APR 1400」があった。また、砂漠と高温多湿な気候、多国籍労務者管理、長距離輸送などの劣悪な環境を克服して、大歴史を成功させた韓国企業の事業力があった。グローバル原発市場の評価と賛辞が続くと期待し、第2、第3の原発輸出の強力な原動力になるだろう。特に韓・UAE両国は今回のUAE原発を媒介に「特別戦略的パートナー関係」に発展することができた。今年修交41周年を迎えて経済・文化・国防・外交など全方向的な協力をさらに緊密に推進できる原動力になった。


未来世代にビジョンを与えることができる安全な原子力、グローバル大韓民国の国の品格を高める信頼の原子力、全世界に平和と光を提供する希望の原子力になることを期待する。UAE原発1号機の商業運転の開始を改めて祝い、これを成功裏に導いたすべての方々に感謝と尊敬の拍手を送る。

チャン・スンフン/韓東(ハンドン)大学総長



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