芸能事務所を運営し、域外脱税容疑がもたれていた俳優チャン・グンソク母親のチョン被告が執行猶予付き懲役刑を宣告された。

１９日、ソウル中央地裁刑事合意２５－３部（クォン・ソンス、キム・ソンヒ、イム・ジョンヨプ部長判事）は特定経済犯罪加重処罰法上租税逃れの容疑で不拘束起訴されたチョン被告に懲役２年６月・執行猶予４年、罰金３０億ウォン（約２億８３００万円）をの判決を下した。

チョン氏が運営していた芸能事務所「ｔｒｅｅ　Ｊ　ｃｏｍｐａｎｙ」（現ボムボム）は両罰規定により租税犯処罰法違反容疑で共に起訴され、罰金１５億ウォンを宣告された。


チョン氏は息子でありｔｒｅｅ　Ｊ　ｃｏｍｐａｎｙ所属の芸能人だったチャン・グンソクさんが海外活動であげた収入を香港などで引き出して使うなどの手口で数十億ウォン台の所得申告を行わず、合計１８億ウォン余りを脱税した容疑で起訴された。

裁判でチョン氏は故意に申告を漏らしておらず脱税故意がなかったとして無罪を主張したが、裁判所は租税逃れの容疑を有罪と認めた。ただし、裁判所はチョン氏が会社のお金を個人口座に保管して横領した容疑（特定経済犯罪加重処罰法上横領）に対しては無罪を宣告した。

裁判所は「被告人が税務調査後も申告などの措置を取らず計１８億ウォンを越える税金を脱税するなど犯行方法や結果と照らし合わせると非難の可能性が大きい」としつつも「被告人が現在脱税した税額を全額納付した状態で、同じ類型の犯罪で処罰を受けた履歴がない点を考慮した」と量刑の理由を明らかにした。

一方、ｔｒｅｅ　Ｊ　ｃｏｍｐａｎｙは所属芸能人がチャン・グンソクだけの１人所属事務所であることが伝えられた。チャン・グンソク側は２０１８年７月に社会服務要員として代替服務を始めた後、ｔｒｅｅ　Ｊ　ｃｏｍｐａｎｙから独立したと明らかにした。