国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁委員会が人道的次元の対北朝鮮制裁免除の要請を速かに処理して免除期間を拡大する内容が盛り込まれた米国の提案を検討中だとロイター通信が２５日（現地時間）、報じた。

ロイター通信は複数の外交官を引用して１５カ国で構成された国連安保理傘下の対北朝鮮制裁委員会が２７日米国の提案に反対がなければこれを承認する計画だと伝えた。

国連安保理は２００６年から北朝鮮の核と大陸弾道ミサイルの開発に対応するために資金源を断つための制裁を加えてきた。匿名を求めた外交官はロイター通信に「米国の提案は人道主義団体が大流行事態や自然災害の対応に関する援助など緊急な人道的な支援のための免除要請を速かに処理できるようにする」と説明した。


国連人権高等弁務官は先月新型コロナウイルス感染症で悪化した北朝鮮住民の経済的問題を軽減するために制裁の度合いを弱めてほしいと求めたこともある。