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<失踪韓国公務員銃撃>「射殺は最高権力、平壌の指示…韓国と付き合わないというメッセージ」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
北朝鮮が韓国の民間人イ氏(47)を射殺するという衝撃的蛮行にためらいがなかったことを巡り、24日、韓国に対するメッセージという見方が出ている。

北朝鮮軍は22日午後にイ氏を発見後、ガスマスクなどを着用し、イ氏との距離を維持したまま「海上尋問」を行った。その後イ氏を射殺し、ガスマスクと防護服を着用した人員が遺体に接近してガソリンをまいて海上で焼いた。当時イ氏は海上で疲労困憊した状態で北朝鮮の取り締まり艇に発見された。したがって逃走の懸念はなく、北朝鮮軍に危害を加える状況でもなかった。それにも関わらず、北朝鮮軍はイ氏を陸地に入れず、距離を維持したまま海上で尋問した後、射殺後に現場で遺体を焼いた。

北朝鮮が新型コロナ防疫を名分に韓国国民を自国の海岸に入れずに海上で「処理」するという蛮行を犯したものと推測できる。


しかし、防疫のために民間人を射殺したとすれば、これは21世紀の国際社会では決して許されない犯罪行為だ。それよりも、北朝鮮が民間人を射殺するという極限の方法で韓国に向けて相手にする気はないというメッセージを出したという解釈が出ている。匿名希望の元当局者は「北朝鮮は6月に韓国を『敵』と定めた」とし「南に対し、絶縁の意志を示すために韓国国民を射殺して『もう一度見せてやるが、韓国と付き合うことはない』というメッセージを伝えようとした」と解釈した。

国防部は24日夜、国会国防委員会の報告で、発見から6時間後の射殺について「(上層部)に報告を続けて指示を受けるのにかかった時間」と説明したという。韓起鎬(ハン・ギホ)国民の力国防委員会幹事は「硬直した社会のため、最高権力である平壌(ピョンヤン)まで(報告が)行ったと思う」と語った。射殺に続いて夜間に遺体を焼いた行為も新型コロナ遮断というよりも、韓国に向けて見せしめと同時に脅威を示しているという指摘だ。



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