国の金庫が底をついた。集中豪雨の被害復旧に向けた第4次追加補正予算編成の必要性が政界を中心に出ている中、財政赤字はすでに雪だるま式に膨らんだ。上半期の財政収支は110兆5000億ウォン(約9兆8539億円)の赤字を記録し過去最悪を記録した。すでに3回の追加補正予算を編成し支出は大きくなったが、景気不振にともなう「税収の崖」が深化したためだ。
企画財政部が11日に出した「月刊財政動向8月号」によると、6月までの財政総収入は226兆ウォンだ。前年同期より20兆1000億ウォン減った。韓国政府が当初目標にした進捗率より4.8ポイント低い数値だ。
政府収入が減った最も大きな理由は税収が縮んだためだ。1~6月の国税収入は132兆9000億ウォンで前年同期比23兆3000億ウォン減となった。企画財政部は今年初めからの新型コロナウイルス関連税政支援にともなう納期延長効果と昨年下半期の労働奨励金申請分が支給された点を考慮すると実際の累計税収減少分は11兆4000億ウォンだと推定した。
特に6月の税収は14兆7000億ウォンで前年同月より1兆9000億ウォン減った。政府の税政支援で総合所得税は2兆5000億ウォン、付加価値税は3000億ウォン減った。ただ総合不動産税収は分納期限が2カ月から6カ月に長くなり6000億ウォン増えた。
収入は減ったが支出規模は大きく膨らんだ。政府は6月までに総額316兆ウォンの財政を使った。前年同期比31兆4000億ウォン増えた。1~3次追加補正予算を執行した上に緊急災害支援金と雇用維持支援金、失業給付を支給した影響だ。
自然に国の借金はさらにふくらんだ。6月末基準で中央政府債務は764兆1000億ウォンだ。ここに第3次追加補正予算で生じた債務まで加えると年末には国内総生産(GDP)比の国の債務比率は43.5%に上昇する見通しだ。
国の家計簿も赤字に苦しむ。1~6月の総収入から総支出を差し引いた統合財政収支は90兆ウォンの赤字だ。統合財政収支から国民年金や雇用保険基金など社会保障性基金の収を除き政府の実質的な財政状況を示す管理財政収支赤字は110兆5000億ウォンに達する。年間基準で過去最大を記録した昨年の54兆4000億ウォンの赤字より2倍以上多い。
韓国政府は今年の年末の赤字規模は6月と同水準を記録すると予想した。企画財政部のカン・ミジャ財政健全性課長は「今年は新型コロナウイルスの影響で支出規模が例年より増え歳入条件も厳しいが、通常上半期は早期執行で収支が悪化するため、年末には第3次追加補正予算当時に推定した水準に収まるだろう」と説明した。
企画財政部が11日に出した「月刊財政動向8月号」によると、6月までの財政総収入は226兆ウォンだ。前年同期より20兆1000億ウォン減った。韓国政府が当初目標にした進捗率より4.8ポイント低い数値だ。
政府収入が減った最も大きな理由は税収が縮んだためだ。1~6月の国税収入は132兆9000億ウォンで前年同期比23兆3000億ウォン減となった。企画財政部は今年初めからの新型コロナウイルス関連税政支援にともなう納期延長効果と昨年下半期の労働奨励金申請分が支給された点を考慮すると実際の累計税収減少分は11兆4000億ウォンだと推定した。
特に6月の税収は14兆7000億ウォンで前年同月より1兆9000億ウォン減った。政府の税政支援で総合所得税は2兆5000億ウォン、付加価値税は3000億ウォン減った。ただ総合不動産税収は分納期限が2カ月から6カ月に長くなり6000億ウォン増えた。
収入は減ったが支出規模は大きく膨らんだ。政府は6月までに総額316兆ウォンの財政を使った。前年同期比31兆4000億ウォン増えた。1~3次追加補正予算を執行した上に緊急災害支援金と雇用維持支援金、失業給付を支給した影響だ。
自然に国の借金はさらにふくらんだ。6月末基準で中央政府債務は764兆1000億ウォンだ。ここに第3次追加補正予算で生じた債務まで加えると年末には国内総生産(GDP)比の国の債務比率は43.5%に上昇する見通しだ。
国の家計簿も赤字に苦しむ。1~6月の総収入から総支出を差し引いた統合財政収支は90兆ウォンの赤字だ。統合財政収支から国民年金や雇用保険基金など社会保障性基金の収を除き政府の実質的な財政状況を示す管理財政収支赤字は110兆5000億ウォンに達する。年間基準で過去最大を記録した昨年の54兆4000億ウォンの赤字より2倍以上多い。
韓国政府は今年の年末の赤字規模は6月と同水準を記録すると予想した。企画財政部のカン・ミジャ財政健全性課長は「今年は新型コロナウイルスの影響で支出規模が例年より増え歳入条件も厳しいが、通常上半期は早期執行で収支が悪化するため、年末には第3次追加補正予算当時に推定した水準に収まるだろう」と説明した。
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