ロッテショッピング過去２四半期の実績で非常に低調な成績を受けた。ロッテショッピングは過去２四半期の営業利益が１４億ウォン（約１億２５００万円）だったと６日、ＫＯＳＰＩ（韓国総合株価指数）市場に公示した。昨年同期より９８．５％減った金額だ。ソウル汝矣島（ヨイド）証券街の展望値（営業利益６０～８０％減少）より振るわなかった。

営業利益は小幅に黒字となったが、営業外費用を含む全体の損益は１９９０億ウォンの赤字（純損失）となった。ずさんな経営の兆候を見せる店舗に対してあらかじめ会計帳簿で損失に処理したためという説明だ。この会社の４－６月期の売り上げは４兆４５９億ウォンで１年前より９．２％減った。

新型コロナウイルス感染症（新型肺炎）の衝撃でロッテマートの実績は不振を免れなかった。ロッテショッピングの大型マート部門は４－６月期の売り上げが１兆４６５０億ウォンとなった。１年前より８．５％減った。４－６月期の営業赤字は５７８億ウォンだった。一部の店舗で臨時休店や短縮営業をしたのも営業実績に否定的な影響を及ぼした。ロッテショッピングは「緊急災難支援金の使い道から大型マートが外されたのも売り上げの不振が深化した要因」と主張した。


ロッテシネマを運営するカルチャーワークスの４－６月期の売り上げ（３１７億ウォン）は１年前より８２．２％減った。４－６月期の営業赤字は５０６億ウォンだった。ロッテ百貨店は４－６月期に売り上げ６６６５億ウォンと営業利益４３９億ウォンを計上した。昨年同期に比べると、売り上げは１２．３％、営業利益は４０．６％減った。ただし、過去１－３月期の実績（売り上げ６０６３億ウォン、営業利益２８５億ウォン）に比べると多少改善された数値だと会社側は評価した。消費者が自宅で送る時間が長くなり、ホームショッピングの売り上げ（２５９８億ウォン）は前年同期より１０．１％増加した。ホームショッピングの営業利益は３７６億ウォンへと１３．３％増えた。

ロッテショッピング関係者は「下半期にはスマートストアの構築で配送の差別化を試み、統合ショッピングプラットホームであるロッテオンを活用して営業環境を改善する計画」と話した。だが、ロッテショッピングが本格的な店舗の構造調整に入ることで当分閉店費用は増加するものとみられる。ロッテショッピングは今後５年間、百貨店・大型マート・スーパーなど７１８店のうち収益性が落ちる店舗２００カ所以上（約３０％）を整理する予定だ。