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【コラム】見当違いの方向に進む検察改革=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
「ザ・偉大な検察」

2011年12月にソウルと釜山(プサン)で開かれたブックコンサートの名前だ。文在寅(ムン・ジェイン)大統領(当時盧武鉉財団理事長)が青瓦台(チョンワデ、韓国大統領府)市民社会秘書官を務めたキム・インフェ仁荷(インハ)大学ロースクール教授とともに書いた『検察を考える』という本の出版を記念する席だった。盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領と韓明淑(ハン・ミョンスク)元首相をはじめ、チョン・ヨンジュKBS社長、政権に批判的な番組など進歩陣営に向けられた検察の波状的な捜査が本格化して過ぎ去ったタイミングだ。切歯腐心して書いたこの本にはいま広がっている検察改革の原形が盛り込まれている。

この席で文大統領は検察の問題点を3つに要約する。捜査と起訴・捜査指揮権まで独占した検察はその権限を乱用して腐敗する。権限をさらに育て維持するために政治権力と野合する。(権力不正握りつぶしと反対派標的捜査)捜査・召喚過程と被疑事実公表を通じて人権を侵害するということだ。人事の話も忘れなかった。「無理な捜査と起訴で無罪が出れば検査は問責を受けなければならないが、むしろ人事で補償を受ける。このようにできる風土を必ず清算すべきです」。


どのように清算しようか? 参加者は異口同音に牽制と均衡を強調した。捜査と起訴を分離して力のバランスを合わせ、高位公職者犯罪捜査処(当時は高位公職者不正捜査処)を作り、自分のことを自分でできずに政界の顔色をうかがう検察を牽制すべきということだ。文大統領は「(次の大統領選挙で)民主改革政権が樹立されれば必ずやり遂げる」と誓った。一度は敗れたが、朴槿恵(パク・クネ)前大統領弾劾後に行われた大統領選挙で文大統領は執権に成功した。骨身に染みついた問題意識と明確な方向、下絵まである上に支持率は圧倒的で、検察改革は順風満帆程度でなく力強いエンジンを装着した快速船になりそうだった。

ところが3年が過ぎたいま、船は山に向かっている。先月30日に出された「権力機関改革政府与党青瓦台協議案」はコメディに近い。検察が公務員犯罪捜査をするが4級だけしろとは…。わいろ犯罪も先に金額が3000万ウォンを超えるかを把握した後、人事シーズンを避けてしなくてはならない状況だ。なぜそうしたのだろうか? 野党の反対や検察・警察の抵抗などさまざま理由があるだろうが、根本的には船頭の誤った判断が呼んだ惨事だ。船頭は当時コンサートの司会をしたチョ・グク前法務部長官だ。

政権序盤に前政権の人々に向かって司法の刀を振り回すのは検察の古くからの生存方式だ。文大統領は自分たちだけ被害者だと考えるが、過去の政権はすべてそうした。今回の政権では尹錫悦(ユン・ソクヨル)検事をソウル中央地検長に抜てきし、積弊捜査という名の刀を任せた。とてもよくやった。続いて尹地検長を検事総長に任命し、その側近が法務部と最高検、中央地検の特捜と公安ラインを掌握するのを傍観した。文大統領自ら清算対象に挙げた「人事補償」がなされたのだ。この過程で直接捜査の核心である特捜部の人材はむしろ2倍近く増えた。

同じ時期にチョ・グク民情首席秘書官が銃を担いで作った検察改革案から検察の直接捜査縮小は姿を消してしまう。直接捜査対象を腐敗と公職者など6大犯罪に限定したが、事実上直接・認知捜査はそれがすべて。代わりに選択したのが大統領が首長と検事を任命する高位公職者犯罪捜査処新設、警察に1次捜査終結権を与える捜査権調整だ。そして文大統領はチョ首席秘書官を法務部長官に任命した。彼の欠陥を発見した検察は刀の向きを変えた。チョ・グク守護とチョ・グク反対に国が分かれ、検察改革のゴールデンタイムは事実上飛んで行った。一歩遅れて検察直接捜査の危険を感じた政府が出したのがコメディのような「4級専用捜査案」だ。その上に法律ではなく法務部令で決めるという。上位法にも背くこの規定は老練な剣士らにより次の政権で容易にひっくり返されるだろう。

検察の直接捜査権を許容するならば最小限公正に使う案も模索すべきなのにこの政権は中立的な捜査に全く関心がない。むしろ自分たちを刺激すれば露骨に報復する。1年前だけでも「私たちの総長様」と言っていたのにいくらもたたずにその側近を残らず左遷させた。それでも飽き足らず総長の最側近を拘束しようとした。検察は改革対象でなく弾圧を受ける正義の守護者になってしまった。よほどでなければ検察からさまざまな侮辱を受けた野党まで尹錫悦師団の武運を祈ると宣言するだろうか。

改革対反改革ではない権力と被害者の構図が組まれる限り検察改革は水泡に帰したのと同じだ。いまは何人かを飛ばして新しい人物で埋めて改革のまねごとをするだろうが、彼らも結局検事だ。権限はそのままで、資料はキャビネットに積まれている。政権が変わればいまと同じことは繰り返されるだろう。山に行った船は永遠に海に帰ってこられないかも知れない。

チェ・ヒョンチョル/論説委員



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