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【コラム】K-POP・Kスポーツの素顔…アイドル産業とエリート体育の共通点「合宿所」(2)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

ボーイズグループのThe EastLight[中央フォト]

#AOA、チェ・スクヒョン-合宿所で起きたこと

実際に、AOA事態は程度は違うものの監督などチーム内の過酷行為で極端な選択をしたトライアスロン3種のチェ・スクヒョン選手のケースと共通点がある。2つのケースとも青少年時期から合宿生活をして、同じチーム選手・メンバーの間にいじめや仲間はずれがあった。位階秩序が確実で閉鎖的な合宿生活をし、リーダー(首相)が「権力代行」として強大な権限を行使する方式だ。

一部の所属事務所はメンバーの管理の容易さを理由にリーダーの甲質(パワハラ)を黙認・ほう助する場合もある。


コラムニストのイ・スンファンによると「エリート体育とアイドル産業が共有するのは兵営文化の残滓である合宿所」だ。トレーニングの効率性は高いが過度な統制、日常の序列化、生活権力の乱用など人権侵害の素地が大きい。犯罪水準の暴力が蔓延していても隠蔽しやすい構造でもある。昨年、ショートトラックの沈錫希(シム・ソクヒ)選手の「#MeToo(ハッシュタグミートゥー)」事件以降に構成されたスポーツ革新委員会が合宿所の廃止を強く要求したのはこのためだ。国家人権委員会が昨年11月に発表した資料でも、スポーツ分野の暴力の18.6%、性暴行の36%が合宿過程で発生した。もちろん、革新委の合宿所廃止案はエリート体育の弱化を憂慮する大韓体育会など体育界の「現実論」にぶつかっている。成績さえ良ければよいという実績万能主義の高く厚い壁だ。青少年運動選手の合宿所はアイドル宿舎と同じように世界的に類例がない。

裁判所は3月、アイドル「The EastLight(ザ・イーストライト)」のメンバーに対する所属事務所(メディアライン)側の暴行・いじめ事件に対して有罪を確定した。児童虐待などで有罪判決を受けた同社のキム・チャンファン会長は、90年代に歌手キム・ゴンモやパク・ミギョンらを育てた名作曲家・プロデューサーだ。これは極端な事例だが、この際K-POP産業内部の「人権感受性」を振り返ろうとの声が高まっている。独立季刊誌『季刊ホルロ』の発行人イ・ジンソン氏は「今回のAOA事件は韓国社会の慢性的な問題と暴力の本質がK-POPで大きくなった事例」とし「最も大きな責任者はまだ若い公演芸術家労働者を過酷な条件の中に放り込み、暴力を助長・放置しながら利益をあげていたFNC」と強調した。

AOAは9月に出演予定だったワンダーウーマンフェスティバルの不参加を決めた。職場内のいじめや甲質文化に対する大衆の反感は、AOAに対して悪化した世論を簡単に収めるのが難しいという見方もある。ランク(位階)に対する強迫に捕われたアイドルが、ポップスターのビヨンセやさらには作曲家ヴィヴァルディまで「先輩」と呼ぶ笑えない場面がたびたび演出されるのがK-POPの現住所だ。K-POPの競争力のためにも人権感受性が必要だという指摘が出ている。

ヤン・ソンヒ論説委員


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