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【コロナ】「新型コロナワクチン開発には最小3年かかるだろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

韓国はワクチン接種先進国だがワクチン開発は相対的に遅れている。写真は国際ワクチン研究所の様子。[中央フォト]

1978年から小児科医師生活を始めて最初に向き合った悲劇は重症伝染病であるジフテリアにかかり亡くなった子どもだった。重症結核で犠牲になった子どもはとても多く見たせいで夢にも現れた。日本脳炎と新生児破傷風も恐ろしい疾病だった。しかしいまでは大きく気を遣わない疾病になった。ワクチンのおかげだ。人々は特に意識していないが、ワクチンは多くの命を生かす。ワクチンのない世の中は考えただけでもぞっとする。そのためワクチンを食糧・兵器とともに「3大安保」という。

◇ハッキングまで動員したワクチン開発競争

新型コロナウイルス感染症のために再びワクチンに対する関心が高まった。開発と関連したさまざまな発表と推測が乱舞し、世界の株式市場が上昇する。「われわれが先に」というワクチン主導権争いも激しい。米国と中国は国主導で開発速度戦を行い激突している。一本橋で会った敵のようにほとんど生死を賭けた決断を行っているようだ。米連邦捜査局(FBI)は「中国のハッカーが新型コロナウイルスワクチンの研究情報を取り出そうとしている」とした。こうした状況を「ワクチン覇権」を狙った「ワクチン戦争」「ワクチン冷戦」と表現する人たちもいる。


すでにワクチン開発後に対する懸念もあふれている。他の国はどうなろうが、開発に成功した国や投資した国にだけワクチンを先に供給するという心配だ。ワクチンを開発中であるフランスの製薬会社サノフィは最近「開発に投資した米国政府が最も多くのワクチンを優先注文する権利がある」と明らかにして非難を浴びるとすぐ次の日に「全世界に公平に供給する」と謝罪するかのように発表した。マイクロソフト創業者のビル・ゲイツ氏は独占を警戒し、「ワクチンは世界的公共財」と述べ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領も世界保健総会で「新型コロナウイルスワクチンと治療剤は人類のための公共財として世界に公平に普及しなければならない」と話した。

だが実際にどうなるかはだれにもわからない。新型コロナウイルスの感染が拡大しマスク輸出を禁止した国はひとつやふたつではない。状況が緊迫すればワクチンだからそうはならないとはいえない。いや、むしろそうなる可能性が大きい。自国中心主義がますます深まる状況ではなかったか。そのため米国、中国、ドイツ、英国、フランスなど主要国はそれぞれ生きる道を作るかのように新型コロナウイルスワクチンを開発している。韓国もやはりSKバイオサイエンスなどが競争に飛び込んだ。

勝者はだれだろうか。これまでメディアに出てきたものだけ見れば米国が最もリードしているようだ。米国のモデルナという会社は臨床第1相試験でワクチンが効果を出したと発表し株価が急騰した(そして再び急落した)。米ノババックスも先週臨床第1相を始めた。トランプ米大統領は「年末までにワクチンを開発できる」と自信ありげに話した。しかし「年末までの開発」は政治家の切実な願いにすぎない。ワクチンはそんなに早く出てこない。いくら急いでも3年以内には厳しい。

新型コロナウイルスの感染が拡大すると真っ先にワクチン開発に乗り出したのは主にバイオベンチャー企業だった。グローバル大手製薬会社はただ状況を注視していた。経験から出た行動だった。ワクチンは通常開発に8~15年の時間と天文学的資金がかかる。生半可に開発に飛び込んで感染症が消えれば大きな損害を受ける。しかもコロナウイルスワクチンはまだ作ったことがない。2002年に初めて発病した重症急性呼吸器症候群(SARS)のワクチンは2015年に開発を中断した。ワクチンを作る間に病気が姿を消した。2012年に現れた中東呼吸器症候群(MERS)のワクチンも8年が過ぎ病気が珍しくなったいままで出ていない。

新型コロナウイルスはSARSやMERSよりワクチン開発の可能性が大きい。全世界に広がっており犠牲者が多く発生した。しばらく繰り返し発生する条件を備えている。そのため各国政府と国際機関・団体はワクチン作りに以前にはなかった努力を傾けている。技術が発展したおかげでワクチン候補物質を見つけ出すスピードはこれまでより速くなった。それでも1年もたたずにワクチンができるのを期待するのは無理だ。臨床1・2・3相を通じて安全性と効果を綿密に検証するのに最小3年はかかる。

特に安全性は検証に次ぐ検証、確認に次ぐ確認が必要だ。ワクチンは患者ではなく健康な人最小数億人に接種する。安全性に少しでも問題があれば数十万~数百万人が大きな被害を受ける。実際の事例がある。76年に致死率の高いインフルエンザが流行すると米国政府は急いでワクチンを出したが、すぐに問題が生じた。接種した多くの人から下半身からまひしていくギラン・バレー症候群という重症副作用が現れた。ワクチン接種は中断され、約1億人分のワクチンが廃棄された。

危険性があるのに十分に副作用をチェックせずに臨床試験を短縮しワクチンを接種するのはできないことだ。その上新型コロナウイルスワクチンはまだ出ておらずさらに徹底した検証が必要だ。モデルナなどが発表した核酸ワクチン(DNA・RNAを活用したワクチン)の技術もやはり現在まで一度もワクチンとして商用化されたことがない。さまざまな点を考慮すると、ワクチンが出てくるまでは速くても3年はかかるものとみられる。開発戦争でだれが勝つのか予想するのも不可能だ。

◇新型コロナウイルスワクチンに政府が集中投資しなくては

ワクチンが開発されるまでは新型コロナウイルスに感染しないよう自らを保護し同時に人に被害を与えない「社会的ワクチン」が必要だ。市民意識を基にマスクを着用し、相手と距離を置き、こまめに手を洗うなど防疫規則を守ることだ。韓国は強力な社会的ワクチンを持っており、その効果もまた、すでに立証された。

それでも社会的ワクチンにだけ頼ることはできない。新型コロナウイルスに対抗する最も強力な武器は実際のワクチンだ。開発に途轍もないお金と時間、人材が必要なだけに政府が出て集中投資しなければならない。手をこまねいていれば新型コロナウイルスが再び広がった時にワクチンを確保した国の顔色をうかがって手を差し出して待つ哀れな身の上になるかもしれない。

たとえ今回の開発競争で少し遅れをとっても、蓄積することになる実力と人材は後に別のコロナウイルスが荒れ狂った時に大きな力となる。それがまさに国民の健康と命を守る基礎体力のひとつだ。もう一度言うが、ワクチンは国民を守る安保だ。

康鎮漢(カン・ジンハン)/カトリック大学医学部ワクチンバイオ研究所長



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