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フィッチ、韓国の成長見通しマイナス1.2%に引き下げ…「危機回復は遅いだろう」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
格付け会社のフィッチ・レーティングスが今年の韓国の経済成長見通しをマイナス1.2%まで大幅に引き下げた。国内総生産(GDP)が昨年と比べて1%以上縮む「マイナス成長」を予告した。

フィッチは22日、「類例のないコロナ不況」という題名で世界経済見通修正報告書を出した。フィッチは2月にマイナス0.2%と発表した今年の韓国の成長見通しを2カ月で1.0ポイント引き下げた。

フィッチの予想が現実になれば韓国経済は通貨危機当時の1998年のマイナス5.1%以降で初めてのマイナス成長を記録することになる。フィッチ、ムーディーズとともに世界3大格付け会社とされるスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は21日に韓国経済の今年の成長率をマイナス1.5%と予想した。


大幅の下方修正だがフィッチの見通しはむしろ楽観に近い。フィッチは今年の韓国の四半期別成長率(前四半期比)を1-3月期がマイナス0.2%、4-6月期がマイナス4.3%、7-9月期が0.8%、10-12月期が2.0%とそれぞれ予想した。だがこの日韓国銀行は1-3月期のGDP成長率が速報値で前期比マイナス1.4%と発表した。フィッチが予想したマイナス0.2%より韓国経済の沈滞の谷間ははるかに深いという話だ。フィッチは1-3月期に韓国経済が沈み始め、4-6月期に最悪を記録して下半期に回復傾向に入り込むと予想したが、これもやはり壮語するのは難しい。

一方、フィッチはこの日世界経済成長見通しをマイナス3.9%と修正予想した。2日に世界経済成長率をマイナス1.9%としていたフィッチはわずか3週間で予想を2.0ポイント引き下げた。

フィッチの首席エコノミストのブライアン・クルトン氏は「世界大戦以降類例がない水準の景気低迷が予想される。(各国政府で施行している)マクロ対策が短期衝撃を緩和するクッションの役割をできるだろうが、広範囲な領域で発生した大規模失業、中小企業・小商工人業界の深刻な被害により危機回復速度は遅いだろう」と話した。



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