現代自動車の電気自動車コナ・エレクトリックが欧州現地で生産される。[写真 現代自動車]
厳格な排ガス規制が施行された今年、欧州市場の電気自動車販売は前年比で2倍以上に増える勢いだ。年初の新型コロナウイルス感染症の余波が変数だが、中国電気自動車企業が停滞しているのも現代車グループには好材料となる。
自動車業界によると、現代車グループは今年、欧州で電気自動車(プラグインハイブリッド含む)を15万台以上販売するのが目標という。現代自動車が年8万台、起亜自動車が年7万台を販売するという計画だ。
ひとまず1月の業績は期待以上だった。欧州自動車工業協会(ACEA)によると、現代・起亜車は1月の欧州市場で6083台の電気自動車を販売し、前年同月比71.3%増加した。欧州自動車市場が新型コロナの余波で7%以上減少したの中での急成長だ。
コナ・エレクトリック(2442台)、ニロEV(1593台)などが販売増加を牽引し、アイオニック・ソウルEVなども前年同月比で2けた増加となった。
現代車は今月からチェコのノショビツェ工場でコナ・エレクトリックの生産に入る。高度成長している欧州市場で電気自動車を生産・供給するという計画だ。韓国を除いた海外生産基地で純粋な電気自動車を生産するのは今回が初めて。
起亜車は昨年11月からスロバキア工場で欧州戦略車種のシード・プラグインハイブリッド(PHEV)を生産し、現地供給体制を整えた。
新型コロナの影響で1月の世界電気自動車市場は激変している。中国に生産施設を保有するテスラが3位(1万2779台)に落ちた。1位はルノー・日産アライアンスで、1月に世界市場で1万5308台を販売した。
昨年からPHEVで頭角を現しているBMWが単一ブランドでは最も多い1万2976台を販売し、2位になった。BMWは今年初めての電気SUVのiX3を出し、来年は電気4ドアクーペのi4の量産に入る予定だ。
現代・起亜車は1万1749台を販売し、世界4位に入った。昨年年間2位だった中国BYDと3位の北京汽車(BAIC)は新型コロナの影響で6位と7位に落ちた。
現代車グループは今年の電気自動車の欧州生産に続いて、来年は電気自動車専用プラットホーム「e-GMP」基盤の最初の量産車を出す。走行距離500キロ以上のクロスオーバー形態で、急速充電と四輪駆動システムを適用する予定だ。
変数は新型コロナの長期化だ。すでに欧州自動車企業も稼働中断と部品不足事態を迎えている。事態が長期化する場合、現地生産体制を築いた現代車グループも打撃が避けられない見通しだ。
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