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「日本取締船と衝突後沈没…北朝鮮漁船の船員60人全員救助」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
日本石川県能登半島沖の東海(トンヘ、日本名・日本海)上にある日本の排他的経済水域で操業中だった日本の漁業取締船と衝突して沈没した北朝鮮漁船の船員約60人全員が救助された。

NHKの報道によると、午前9時7分ごろ能登半島から北西に350キロメートル離れた地点で北朝鮮の漁船と日本の取締船が衝突し、日本水産庁の漁業取締船は北朝鮮の漁船が沈没すると北朝鮮船員の救助に出た。

日本水産庁の発表によると、日本の漁業取締船が北朝鮮の船舶を発見して水域から出るように警告し、この時北朝鮮の漁船が急旋回して衝突した。


衝突後浸水が始まった北朝鮮漁船の乗組員は海に飛び込み、この漁船は衝突20分後である午前9時30分ごろ海の中に沈没した。

NHKによると、日本取締船の乗務員にけが人はおらず、救助された北朝鮮船員は周辺にあった数隻の北側船舶に引き渡された。

日本水産庁は沈没した北朝鮮の船舶はイカ釣り漁船で、大和堆周辺で不法操業をしていたと主張した。水産庁の発表によると、漁業取締船が北朝鮮の漁船に向かって日本の排他的経済水域(EEZ)から退去するよう警告していたところ、衝突が起きた。

産経新聞は政府関係者を引用して放水開始3分で北側漁船が取締船に突っ込んだとし、衝突によって大きく破損した漁船が完全に沈没したと伝えた。

日本の取締船は自力で航海が可能な状態で、海上保安庁の巡視船と共に北朝鮮船員の救助作業を行ったことが分かった。

事故が起きた海域は「黄金漁場」と言われる韓半島(朝鮮半島)と日本の間の東海大和堆漁場で、北朝鮮の漁船がしばしば操業してきた水域だ。大和堆漁場のほとんどは韓日共同管理水域に入る。

日本はこの海域が自国のEEZに入っていると主張するが、北朝鮮公船に見られる船舶は8月23日、日本水産庁の漁業取締船と海上保安庁の巡視船に向かって「(北朝鮮の)領海から直ちに退去せよ」として領有権を主張したことがある。

その後、北朝鮮外務省は9月17日当時の状況について日本海上保安庁の巡視船など船舶が北朝鮮の「専属経済水域」(EEZ)に侵入して追い出したとし、堂々とした主権行使だと明らかにした。



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