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【時視各角】あなたたちの祖国はどこなのか=韓国

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
文在寅(ムン・ジェイン)大統領の非常識な歴史観はこの前「金元鳳(キム・ウォンボン)が韓国軍の根本なら、根本に対抗した韓国軍は背徳者なのか」という記者のコラムで指摘したことがあるが、きょうはこの政権の「蕩子的歴史観」を指摘せずにおれない。今年韓国の小学校1学期に6年生が勉強した社会の教科書64ページに北朝鮮は「国」を建て、韓国は「政府」を建てたという表現がある。この教科書は2学期に小学5年生の児童が習うという。原文は次の通りだ。「1948年8月15日に大韓民国政府が樹立された。(1文飛ばして)一方、北朝鮮でも1948年9月に朝鮮民主主義人民共和国が樹立されわが国は南と北に分けられることになった」。

韓半島(朝鮮半島)で同じ年に2つの政治体が成立した事件を説明する部分だ。ところでなぜ南側は「政府」で北側は「共和国」なのか。13~14歳の少年少女が見れば1948年に韓国は政府だけ樹立された欠乏国で、北朝鮮は完全に構成要素をすべて備えた完成国と理解するほかないように記述されたのだ。韓国は(1)48年5月10日に全国的な初の国会議員選挙を通じて立法府を構成し、(2)7月17日に憲法と政府組織法が公布され、(3)8月15日に初代大統領により建国宣言とともに行政府が稼働した。続けて(4)9月5日に陸軍と海軍発足、10月1日に空軍発足(5)9月13日に米軍政からの司法権委譲と同時に初代大法院長就任(6)12月12日に国連総会で「韓半島唯一の合法政府」の承認を受けた国際法上の外交権具備――など少なくとも7カ月にわたり建国の父らの刻苦の努力の末に完全な国民主権国の形態を備えた。

立法府、行政府、司法府、国軍、憲法、外交権の自由民主共和国の6大要素が完備したのだ。これに対しこうした要素は最初から北朝鮮政権の関心対象ではなかった。彼らは人民の自由を剥奪する一党独裁を確立し韓半島の残りの地域を共産化するために軍事武力を構築するのに没頭するだけだった。彼らはただ一定の地域を物理力で占領し共産革命を追求する集団だった。北朝鮮政権が国際社会でそれなりに国として振る舞うようになったのは1991年の南北国連同時加盟以降だ。1948年に進められたこうした明白な歴史的現実をめぐり兪銀恵(ユ・ウンヘ)長官の教育部が韓国を「政府」とおとしめ、北朝鮮を「国」に格上げする教科書を記述したが、あなたたちの祖国はいったいどこなのか。


問題の64ページには「大韓民国政府の樹立は大韓民国臨時政府の伝統を受け継いだ(…)という点で」という一節もある。韓国が臨時政府の「法統」でなく「伝統」を受け継いだと表現したのだ。憲法前文は韓国が「大韓民国臨時政府の法統を継承」したと明示したが、国定教科書で法統が消え突然伝統が登場した。法統は正統性継承の唯一性を摘示する用語だが、伝統は正統性を分け合うことができる多義的な言語だ。高麗(コリョ)大学教育学科のホン・フジョ教授は「北朝鮮政権の歴史的正統性を意識し韓国の法統をあえて強調しないようにしたためぎこちないことこの上ない単語が登場したのではないのか」と問う。ホン教授はこの政権の歴史歪曲事実をひとつずつ引っ張り出している。父兄が最近ホン教授の論文を根拠に憲法裁判所に教科書使用禁止仮処分申請を出したが憲法裁判所が正しい判断をするよう願うばかりだ。

教育部は「大韓民国政府樹立」ではなく「大韓民国樹立」に用語を変えなければならない。政府を交替したからと歴史まで交替する権利はだれにもない。親を否定する人を「蕩子」という。「蕩」は掃き捨てるという意だ。自分が生まれ育ったところに唾を吐く者も蕩子だ。あなたたちはいま祖国の記憶と歴史をすべて掃き捨て根本が分からない新しい祖国を作ろうとしているのか。蕩子は蕩子を生むだろう。

チョン・ヨンギ/中央日報コラムニスト





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