金正恩国務委員長が宿泊するベトナム・ハノイのメリアホテル22階「ザ・プレジデンシャルスイート」の内部。
金正恩国務委員長が宿泊するベトナム・ハノイのメリアホテル22階「ザ・プレジデンシャルスイート」の内部。
金正恩国務委員長が宿泊するベトナム・ハノイのメリアホテル22階「ザ・プレジデンシャルスイート」の内部。
金正恩国務委員長が宿泊するベトナム・ハノイのメリアホテル22階「ザ・プレジデンシャルスイート」の内部。
24日正午ごろ(現地時間)、このホテルを訪れた。すでに軍人7、8人がホテルの正門と花壇、噴水などを捜索していた。作業員がホテルのロビーのエスカレーターを点検するなどホテル内部も慌ただしい雰囲気だった。
メリアホテルは北朝鮮大使館から近く、北朝鮮の高官級がハノイを訪問する際によく利用するため、金委員長がこのホテルに宿泊するという予想は当初から多かった。今月初めにこのホテルを予約し、24日にチェックインした後、ホテルを見回った。エレベーターに乗ると、最上階が22階だ。22階は計11部屋あるが、最も大きな部屋が2201号だった。この部屋の前には「The Presidential Suite 2201」と表示されている。
ちょうどルーム清掃中だった。今週この部屋は予約されているかと尋ねると、清掃していた職員は「北朝鮮の要人がこの部屋に宿泊するというホテル側の指示を受けて清掃している」と答えた。続いて「19-22階の客室はすべてスイートルームだが、中でも2201号が客室料が最も高く、このホテルで最も良い部屋」と説明した。実際、2201号は22階の客室2、3室を合わせた規模だった。
2201号に入ると、白いカーテンが掛けられた部屋をまるく囲む大きな窓が最初に目に入った。カーテンを開けるとハノイ市内の全景が一望できる。部屋の右側にはビジネス業務空間があり、窓に囲まれた応接室には3人用のソファと円卓、大型壁掛けテレビ、バーが設置されていた。応接室を通過して奥に入ると、トイレ付きの寝室があった。非常に高級な雰囲気だった。
メリアホテルはトランプ米大統領が宿泊するというJWマリオットホテルとは車で30分の距離にある。JWマリオットホテルはハノイ西側の新都心に、メリアホテルは東側の旧都心にある。北朝鮮代表団がいる迎賓館と首脳会談場所というソフィテルレジェンドメトロポールホテルとは約1キロ、車で5分の距離だ。メリアホテルを宿舎とする金委員長の方がトランプ大統領よりも首脳会談場所に近い。
金委員長の儀典を担当するキム・チャンソン国務委員会部長は17日以降、メトロポールホテルとメリアホテルを行き来している。18日にはキム・チョルギュ護衛司令部副司令官がメリアホテルを視察する姿が見られた。
24日夜、メリアホテルの客室に上がるロビーのエレベーター3カ所のうち真ん中にはしばらくバリケードが張られ、午後11時ごろには数十人のハノイ特殊警察がロビーに姿を現した。
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