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韓国国会議長「戦争犯罪の主犯の息子、天皇が謝罪を」発言に河野外相「発言には気をつけて」

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

文喜相国会議長が8日午前、ソウル市中区巡和洞(チュング・スンファドン)ワールドカルチャーオープンコリアで開かれた韓国新聞放送編集者討論会で挨拶を述べている。

「戦争犯罪の主犯の息子である日王(天皇)が慰安婦問題に対して謝るべきだ」と述べた文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の米ブルームバークのインタビューが韓日両国間の新たな外交争点に広がる兆しだ。

日本メディアは10日付の朝刊で関連内容を一斉に報道して「両国関係に再び悪材料が発生」と懸念を伝えた。

今月8日に公開された同メディアのインタビューによると、文議長は慰安婦問題に関連して「一言あればいい。日本を代表する首相、あるいは私としては近く退位する日王が(謝罪することが)望ましいと考えている」と述べた。


現在の明仁天皇を「戦争犯罪の主犯の息子ではないか」とし「その方が一度おばあさんの手を握って『本当に申し訳なかった』と一言いえば(問題が)すっきり解消される」と話した。

また、2015年慰安婦合意当時、安倍晋三首相が表明した謝罪に対して、文議長は「それは法的な謝罪だ。国家間での謝罪はあるが、問題は被害者がいることだ」としながら被害女性に対する直接謝罪を要求した。

日本経済新聞は「文議長は2004年から08年まで韓日議員連盟の会長を務めた『知日派』として知られる。文議長は17年の文在寅(ムン・ジェイン)大統領就任時は特使として来日した」とし「今回の発言が日韓関係の悪化を加速させる可能性がある」と伝えた。

毎日新聞も「日韓の和解を模索する中での発言とみられる」としつつも「(日本憲法上、政治関与が禁止されている)天皇の政治利用を促しているとも受け取れる内容で、日韓双方で批判を招きそうだ」と報じた。

朝日新聞の報道によると、文議員側は同紙に対して「(インタビューの)他の同席者にも確認したが、文氏は(天皇に関し)『戦争犯罪』という表現は使っておらず、『戦争当時の天皇の息子』と述べたと思う」と記事が引用した文氏の発言を一部否定した」と説明した。

文議長側は「天皇が訪韓の意思を明らかにしており、元慰安婦の手を握って謝罪すれば、心のしこりが解けるのではないかというのが文氏の趣旨だった」と説明したと同紙は伝えた。

日本政府関係者によると、インタビュー内容が伝えられた8日夜、外務省では「また悪材料が発生した」と非常事態に陥った。

フィリピンを訪問中の河野太郎外相は10日、記者団と会い、韓国政府から議長の発言が意図とは違うように報じられたと説明があったとした後、「発言には気をつけていただきたい」と述べた。また「しっかりとした正しい認識で発言をしてほしい」とも述べた。

2012年には当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が「日王が韓国を訪問れたければ、日帝強占期の時に日本が犯した悪行と蛮行に対して心から反省しなければならない」と述べて両国間関係が一気に冷え込んだことがある。



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