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日本と同じような韓国の「エンゲル係数」逆襲…その理由は(1)

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版

各国のエンゲル係数

家計消費支出で食費が占める割合を「エンゲル係数」という。1857年、ドイツの経済学者エルンスト・エンゲルが考案した指数だ。エンゲルは低所得の家計であるほど生計費における食費が占める比率が高いことを発見した。所得が少なく他のものはすべて減らしても飲食は減らすことができないためだ。逆に富裕層は食費が占める比率が低い。実際、国民所得が高い国であるほどこの指数が低く、低い国はこの指数が高い。

ところが最近エンゲル係数の「逆襲」が始まった。開発途上国ではない国家でもエンゲル係数が高まる現象が出始めているからだ。特に韓国と日本を見ると、典型的なエンゲル係数パターンから外れている。

4日、韓国銀行の国民経済統計の発表結果によると、韓国の外食費を含むエンゲル係数は2009年26.6%から2017年27.4%に増えた。外食費を除外した基準でみると13.8%から14.1%に増加した。この指数は2000年代から徐々に下がり、2007年には11.8%まで落ちた。だが2008年に上昇に転じ、最近では14%ラインを越えた。


日本もエンゲル係数の上昇が現れている。日本は外食費合算基準で、23.4%(2009年)→25.5%(2017年)→26%(2018年7-9月期)と上昇した。外食費除外基準でも18.8%(2009年)→20.7%(2017年)→21%(2018年7-9月期)と上昇の一途だ。韓国のエンゲル係数を押し上げた「主犯」(?)は何だろうか。出前・外食文化の活性化が1つ目の容疑者に挙げられる。韓国農水産食品流通公社(aT)関係者は「外食をする時は飲食店のサービス費用など人件費が含まれ、出前食も人件費が反映されるためエンゲル係数も高まる効果があるものと分析される」と話した。

2つ目、半調理・調理食品の拡散も一役買った。食材料を買って料理をする面倒を減らそうとする単身世帯、共稼ぎ夫婦が増えて食生活のパターンが変化したのだ。西江(ソガン)大学国際大学院のホ・ユン教授は「『家飯』または『一人飯』をしても、すべての材料を準備して料理するよりは前もって調理されているものを購入する人が増えたとみられる」と話した。これも加工過程でサービス費用が含まれるので食費は増加する。

3つ目、主要食材料の価格上昇もエンゲル係数上昇の原因とみることができる。韓国物価情報によると、牛肉(600グラム精肉)は2000年1万900ウォン(現レートで1066円)から2018年には4万5000ウォンに313%上昇した。豚肉(600グラム精肉)も2000年3750ウォンから2018年には1万2000ウォンに220%上昇した。卵(10個入)は2000年1670ウォンから2018年には3300ウォンに98%上昇した。



日本と同じような韓国の「エンゲル係数」逆襲…その理由は(2)


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