与党「共に民主党」の秋美愛（チュ・ミエ）代表が１６日、水かけの横暴でパワハラ議論を起こした大韓航空に対し国籍機の名誉剥奪を検討しなければならないと話した。

秋美愛代表は１６日午前に国会で開かれた最高委員会議での冒頭発言で「財閥家の２～３世の問題はきのうきょうのことではないが、チョ・ヒョンミン氏のパワハラは国民に衝撃」と批判した。続けて「趙亮鎬（チョ・ヤンホ）大韓航空会長の３人の子どもは全員社会的物議をかもし、司法当局はチョ・ヒョンミン専務に対する厳格な法執行と責任を問わなければならない。韓国政府は趙亮鎬一家に対し国籍機の名誉を付与し続けるのが適切なのか検討すべき時期」と明らかにした。

これに先立ち大韓航空のチョ・ヒョンミン専務は広告代理店社員の顔に水をかけたという議論が起きる中で、役員に大声を上げ罵倒したとみられる録音ファイルが公開された。チョ専務の姉の趙顕娥（チョ・ヒョナ）元大韓航空副社長は２０１４年に乗務員と事務長を罵倒した、いわゆる「ナッツリターン」事件で副社長を辞任している。