2018年平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピック開会式でも南北選手団が統一旗(韓半島旗・朝鮮半島旗)を持って合同入場する。パラリンピックで南北が合同入場するのは初めてだ。
国際パラリンピック委員会(IPC)は29日、ドイツ・ボンにあるIPC本部で執行委員会を開き、北朝鮮の2018年平昌パラリンピック参加承認を決議した。南北は開会式での合同入場時に統一旗を使用する。詳細は南北実務協議を経て確定する予定だ。選手は2人、役員は6人ほどになると予想される。1991年の卓球南北合同チームのメンバーで、障がい者体育行政実務責任者であるイ・ブンヒ書記長が平昌に来るかどうかはまだ確認されていない。
2000年代初期でさえ、北朝鮮の障がい者体育そのものが活発ではなかった。2012年ロンドン夏季パラリンピックに初めて参加した時も選手は水泳に参加したリム・ジュソン1人だけだった。2016年リオデジャネイロ夏季パラリンピックでは選手2人(ソン・クムジョン、キム・チョルウン)を派遣した。
北朝鮮は冬季パラリンピックには一度も出場したことがない。しかし、昨年12月から平昌パラリンピック参加を目標に障がい者ノルディックスキー選手のマ・ユチョル(27)とキム・ジョンヒョン(18)が中国白頭山(ペクドゥサン)でトレーニングを実施した。2人は障がい等級判定を受けるなど選手登録手続きを終えて、ドイツで開かれた世界障がい者ノルディックスキーワールドカップ(W杯)にも出場した。北朝鮮選手のスキルはあまり十分とは言えないほうで、参加選手約40人のうち30位圏に留まっている。トレーニング期間が1~2年ほどある韓国選手とも顕著な格差がある。
北朝鮮選手は今回の大会を控えて英国BBCとのインタビューに応じた。平壌(ピョンヤン)で生まれたマ・ユチョルは満5歳の時に事故で足を失った。マ・ユチュルは「スポーツは本当に支えになる。身体に障がいを持つようになって最も辛いのは自由に体を動かすことができないことだが、トレーニングを続けて克服しながら自信がついた」と語った。マ・ユチョルは卓球選手出身で、2013年アジアユースパラゲームズでは銀メダルを獲得し、2014年仁川(インチョン)アジアパラ競技大会にも出場した。一方、キム・ジョンヒョンは国際大会が初めてだ。キム・ジョンヒョンは「子供のころの夢は運動選手だったが事故に遭って夢をあきらめるところだった。障がい者体育協会があるという事実を知ってすぐに登録した。友人は私を誇らしく思ってくれるはず」と話した。
2選手はパラリンピック出場のためのW杯ポイントは満足させることができない見通しだ。だが、IPCが付与するワイルドカードで平昌に来るものとみられる。W杯に出場したノルディックスキー連盟関係者は「韓国選手団とは全く接触がなかった。2選手は明るい表情で大会に参加した。スキー装備も支援を受けたためか全く問題なさそうだった」と伝えた。
国際パラリンピック委員会(IPC)は29日、ドイツ・ボンにあるIPC本部で執行委員会を開き、北朝鮮の2018年平昌パラリンピック参加承認を決議した。南北は開会式での合同入場時に統一旗を使用する。詳細は南北実務協議を経て確定する予定だ。選手は2人、役員は6人ほどになると予想される。1991年の卓球南北合同チームのメンバーで、障がい者体育行政実務責任者であるイ・ブンヒ書記長が平昌に来るかどうかはまだ確認されていない。
2000年代初期でさえ、北朝鮮の障がい者体育そのものが活発ではなかった。2012年ロンドン夏季パラリンピックに初めて参加した時も選手は水泳に参加したリム・ジュソン1人だけだった。2016年リオデジャネイロ夏季パラリンピックでは選手2人(ソン・クムジョン、キム・チョルウン)を派遣した。
北朝鮮は冬季パラリンピックには一度も出場したことがない。しかし、昨年12月から平昌パラリンピック参加を目標に障がい者ノルディックスキー選手のマ・ユチョル(27)とキム・ジョンヒョン(18)が中国白頭山(ペクドゥサン)でトレーニングを実施した。2人は障がい等級判定を受けるなど選手登録手続きを終えて、ドイツで開かれた世界障がい者ノルディックスキーワールドカップ(W杯)にも出場した。北朝鮮選手のスキルはあまり十分とは言えないほうで、参加選手約40人のうち30位圏に留まっている。トレーニング期間が1~2年ほどある韓国選手とも顕著な格差がある。
北朝鮮選手は今回の大会を控えて英国BBCとのインタビューに応じた。平壌(ピョンヤン)で生まれたマ・ユチョルは満5歳の時に事故で足を失った。マ・ユチュルは「スポーツは本当に支えになる。身体に障がいを持つようになって最も辛いのは自由に体を動かすことができないことだが、トレーニングを続けて克服しながら自信がついた」と語った。マ・ユチョルは卓球選手出身で、2013年アジアユースパラゲームズでは銀メダルを獲得し、2014年仁川(インチョン)アジアパラ競技大会にも出場した。一方、キム・ジョンヒョンは国際大会が初めてだ。キム・ジョンヒョンは「子供のころの夢は運動選手だったが事故に遭って夢をあきらめるところだった。障がい者体育協会があるという事実を知ってすぐに登録した。友人は私を誇らしく思ってくれるはず」と話した。
2選手はパラリンピック出場のためのW杯ポイントは満足させることができない見通しだ。だが、IPCが付与するワイルドカードで平昌に来るものとみられる。W杯に出場したノルディックスキー連盟関係者は「韓国選手団とは全く接触がなかった。2選手は明るい表情で大会に参加した。スキー装備も支援を受けたためか全く問題なさそうだった」と伝えた。
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