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<野球>李政厚、「日本キラー」李鍾範の息子らしい活躍

ⓒ 中央日報/中央日報日本語版
韓国野球代表は韓日戦で逆転負けを喫したが、「風の孫」李政厚(イ・ジョンフ、19)は印象的な姿を見せた。

韓国代表は16日、東京ドームで行われたアジアプロ野球チャンピオンシップ(APBC)の開幕戦で日本代表と対戦し、延長戦にもつれ込む接戦の末7-8で惜敗した。この日敗れた韓国は日本との対戦成績が20勝22敗となった。

韓国は9回表まで4-3とリードしていた。しかしブルペン投手の金潤東(キム・ユンドン)が9回裏一死満塁から京田陽太に押し出しとなる四球を許し、4-4に追いつかれた。


勝負は延長10回に入った。今大会は10回からタイブレーク(走者を一、二塁において攻撃)が適用される。10回表、一死一、二塁の場面で柳志赫(リュウ・ジヒョク)が1打点タイムリーを、さらに河周錫(ハ・ジュソク)が2打点タイムリーを放ち、7-4と日本を突き放した。

しかし10回裏、投手の咸德柱(ハム・ドクジュ)が上林に同点3ランを浴びた。韓国は李ミン鎬(イ・ミンホ)に投手を交代した。しかし李ミン鎬も二死後、西川にライト前ヒットを打たれ、盗塁まで許して失点の危機を迎えた。そして最後は田村にサヨナラ打を浴びた。

試合は敗れたが、「風の息子」李鍾範(イ・ジョンボム)代表コーチの息子、李政厚(イ・ジョンフ)は印象的な活躍を見せた。李政厚は4回表、2-1とリードした二死満塁から2打点タイムリーを放った。李鍾範走塁コーチは二塁走者の李政厚の肩を叩いて笑顔を見せた。

李鍾範コーチは現役時代、「日本キラー」だった。日本プロ野球の中日ドラゴンスで1998年から2001年まで4年間プレーし、日本の野球に詳しい。その経験を生かして2006年ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2ラウンドの日本戦では8回に2打点決勝打を放ち、韓国を勝利(2-1)に導いてヒーローになった。

その血を李政厚がそのまま受け継いだ。今年プロにデビューすると打率3割2分4厘をマークし、父も届かなかった新人賞を獲得した。代表チームで最も年齢が低いが、最も恐ろしい打者に挙げられる。

今大会はアジア野球の発展のために韓国野球委員会(KBO)、日本野球機構(NPB)、台湾プロ野球リーグ(CPBL)が準備した新しい国家対抗戦だ。出場資格を24歳以下またはプロ入団3年目以下の選手に制限した。韓国代表は17日午後7時、同じ場所で台湾代表と対戦する。



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